マタイ福音書　１０章　part②

(しかし、ひとのまえでわたしをこばむものを、)

しかし、人の前でわたしを拒む者を、

(わたしもてんにいますわたしのちちのまえでこばむであろう。)

わたしも天にいますわたしの父の前で拒むであろう。

(ちじょうにへいわをもたらすために、わたしがきたとおもうな。)

地上に平和をもたらすために、わたしがきたと思うな。

(へいわではなく、つるぎをなげこむためにきたのである。)

平和ではなく、つるぎを投げ込むためにきたのである。

(わたしがきたのは、ひとをそのちちと、むすめをそのははと、)

わたしがきたのは、人をその父と、娘をその母と、

(よめをそのしゅうとめとなかたがいさせるためである。)

嫁をそのしゅうとめと仲たがいさせるためである。

(そしていえのものが、そのひとのてきとなるであろう。)

そして家の者が、その人の敵となるであろう。

(わたしよりもちちまたはははをあいするものは、わたしにふさわしくない。)

わたしよりも父または母を愛する者は、わたしにふさわしくない。

(わたしよりもむすこやむすめをあいするものは、わたしにふさわしくない。)

わたしよりもむすこや娘を愛する者は、わたしにふさわしくない。

(またじぶんのじゅうじかをとってわたしにしたがってこないものはわたしにふさわしくない。)

また自分の十字架をとってわたしに従ってこない者はわたしにふさわしくない。

(じぶんのいのちをえているものはそれをうしない、)

自分の命を得ている者はそれを失い、

(わたしのためにじぶんのいのちをうしなっているものは、それをえるであろう。)

わたしのために自分の命を失っている者は、それを得るであろう。

(あなたがたをうけいれるものは、わたしをうけいれるのである。)

あなたがたを受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。

(わたしをうけいれるものは、)

わたしを受けいれる者は、

(わたしをおつかわしになったかたをうけいれるのである。)

わたしをおつかわしになったかたを受けいれるのである。

(よげんしゃのなのゆえによげんしゃをうけいれるものは、よげんしゃのむくいをうけ、)

預言者の名のゆえに預言者を受けいれる者は、預言者の報いを受け、

(ぎじんのなのゆえにぎじんをうけいれるものは、ぎじんのむくいをうけるであろう。)

義人の名のゆえに義人を受けいれる者は、義人の報いを受けるであろう。

(わたしのでしであるというなのゆえに、)

わたしの弟子であるという名のゆえに、

(このちいさいもののひとりにつめたいみずいっぱいでものませてくれるものは、)

この小さい者のひとりに冷たい水一杯でも飲ませてくれる者は、

(よくいっておくが、けっしてそのむくいからもれることはない。)

よく言っておくが、決してその報いからもれることはない。