【第118回 検定試験】初段

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日本語ワープロ検定
第118回(平成31年2月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 いけざき 6695 S+ 6.9 96.4% 325.0 2259 83 42 2024/03/22
2 ニックネーム 6288 S 6.4 98.0% 351.3 2254 45 42 2024/03/21
3 NAO24 6035 A++ 6.4 94.5% 353.6 2264 130 42 2024/02/09
4 newton 5279 B++ 5.5 96.0% 410.8 2262 93 42 2024/03/10
5 はるの 4780 B 5.0 95.5% 449.3 2253 105 42 2024/03/22

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問題文

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(じんせいをゆたかにするもののひとつに、しゅみがあげられるだろう。)

人生を豊かにするものの一つに、趣味が挙げられるだろう。

(どくしょやおんがくかんしょう、てにすなど、そのしゅるいはじつにはばひろい。)

読書や音楽鑑賞、テニスなど、その種類は実に幅広い。

(それはいまにはじまったことではない。)

それは今に始まったことではない。

(たとえばえどじだいではえんげいやとりのしいくなどがぶーむとなった。)

例えば江戸時代では園芸や鳥の飼育などがブームとなった。

(そのなかできになったのが「わさん」についてである。)

その中で気になったのが「和算」についてである。

(これは、にほんでどくじにはったつしたすうがくで、)

これは、日本で独自に発達した数学で、

(とくにえどのこうきにおおいにはってんしたとされる。)

特に江戸の後期に大いに発展したとされる。

(そのないようはこうじほうていしきやぎょうれつしきまでもふくむこうどなものであった。)

その内容は高次方程式や行列式までも含む高度なものであった。

(とうじは、かへいけいざいがはったつしたころで、)

当時は、貨幣経済が発達したころで、

(のうみんはしゅうかくだかにしめるねんぐやちほうぜいのわりあいをけいさんするひつようがあった。)

農民は収穫高に占める年貢や地方税の割合を計算する必要があった。

(また、どぼくそくりょうやだいどころをあずかるぶしやものをばいばいするしょうにんにも、)

また、土木測量や台所を預かる武士やものを売買する商人にも、

(すうがくがひっすのちしきとなっていた。)

数学が必須の知識となっていた。

(めいじにはいり、せいようすうがくにとってかわられたが、)

明治に入り、西洋数学に取って代られたが、

(そのぎょうせきはいまもたかくひょうかされている。)

その業績は今も高く評価されている。

(これをけんきゅうしていたひとをわさんかというが、)

これを研究していた人を和算家というが、

(ゆうめいなせんせいがひらくじゅくには、かずおおくのもんていがあつまった。)

有名な先生が開く塾には、数多くの門弟が集まった。

(また、さんきんこうたいでえどにやってきたぶしがたすうにゅうもんしたことで、)

また、参勤交代で江戸にやって来た武士が多数入門したことで、

(ぜんこくにひろがっていったのだ。)

全国に広がっていったのだ。

(そのご、さどうやかどうのようにかくちにさまざまなりゅうはがあらわれて、)

その後、茶道や華道のように各地にさまざまな流派が現れて、

(いっていのぎのうをしゅうとくするといえもとであるせんせいからめんきょかいでんをあたえられた。)

一定の技能を習得すると家元である先生から免許皆伝を与えられた。

など

(そのなかには、ちょうにんやのうみんもおり、かいきゅうやみぶんはかんけいなかったという。)

その中には、町人や農民もおり、階級や身分は関係なかったという。

(かれらは、じぶんのしごとにやくだてようというよりは、)

彼らは、自分の仕事に役立てようというよりは、

(ちてきなごらくとして、じゅんすいにすうがくをたのしむようになっていった。)

知的な娯楽として、純粋に数学を楽しむようになっていった。

(しょうぎやいごをしゅみとするようなかんかくだろうか。)

将棋や囲碁を趣味とするような感覚だろうか。

(ちほうののうみんたちのせんせいとなったのが、)

地方の農民たちの先生となったのが、

(たびをしながらわさんをおしえてまわった「ゆうれきさんか」というひとびとである。)

旅をしながら和算を教えて回った「遊歴算家」という人々である。

(ちほうには、すうがくずきのめいしゅのようなじつりょくしゃがいて、)

地方には、数学好きの名手のような実力者がいて、

(このせんせいがくるのをこころまちにしていた。)

この先生が来るのを心待ちにしていた。

(そこでりんじのじゅくをひらき、じんざいをあつめてすうがくをおしえたのだ。)

そこで臨時の塾を開き、人材を集めて数学を教えたのだ。

(いまでいえばゆうめいだいがくのきょうじゅがちほうでせみなーをおこなうようなものだろうか。)

今でいえば有名大学の教授が地方でセミナーを行うようなものだろうか。

(ときには、ちほうのわさんかとすうがくでしょうぶするどうじょうやぶりのようなこともあったという。)

時には、地方の和算家と数学で勝負する道場破りのようなこともあったという。

(また、さんがくのそんざいもそれをひろめるきっかけとなった。)

また、算額の存在もそれを広めるきっかけとなった。

(これはすうがくのもんだいがかかれたえまで、)

これは数学の問題が書かれた絵馬で、

(なんもんがとけるとじんじゃやおてらにほうのうされた。)

難問が解けると神社やお寺に奉納された。

(ほとんどがずけいのないようで、うつくしくさいしょくがほどこされていた。)

ほとんどが図形の内容で、美しく彩色が施されていた。

(ひとびとがたくさんあつまるばしょにけいじされたので、)

人々がたくさん集まる場所に掲示されたので、

(これをみてこのがくもんをこころざすひともいたのであろう。)

これを見てこの学問を志す人もいたのであろう。

(ほんもおおくしゅっぱんされたが、それにはわざとこたえのないもんだいをのせて、)

本も多く出版されたが、それにはわざと答えのない問題を載せて、

(どくしゃにかいとうをたずねるものがあった。)

読者に回答を尋ねるものがあった。

(わかったひとは、じぶんがほんをだすときにそのかいとうをしめし、つぎのといをのせる。)

分かった人は、自分が本を出すときにその回答を示し、次の問を載せる。

(このりれーほうしきのもんどうをけいぞくすることで、)

このリレー方式の問答を継続することで、

(わさんはさらにふぁんをふやしていったのだ。)

和算はさらにファンを増やしていったのだ。

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