【第118回 検定試験】2級

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日本語ワープロ検定試験
第118回(平成31年2月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 なり 4663 C++ 5.0 92.8% 328.1 1658 128 32 2024/09/24
2 ブリキ 4005 C 4.2 95.0% 392.7 1659 86 32 2024/10/31

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問題文

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(わたしが、かいがいりょこうでどいつのおしろへいったときのはなしです。)

わたしが、海外旅行でドイツのお城へ行ったときの話です。

(がいどにあんないされて、おおきなへやにはいると、)

ガイドに案内されて、大きな部屋に入ると、

(たくさんのいまりやきがかざってありました。)

たくさんの伊万里焼が飾ってありました。

(ふるいにほんのやきものが、なぜここにあるのだろうとおもい、)

古い日本の焼き物が、なぜここにあるのだろうと思い、

(いえにかえってしらべてみることにしました。)

家に帰って調べてみることにしました。

(にほんのやきものがゆしゅつされるようになったはいけいにはちゅうごくのそんざいがあります。)

日本の焼き物が輸出されるようになった背景には中国の存在があります。

(16せいき、めいおうちょうのじだいに、ここでつくられるじきはさいせいきをむかえ、)

16世紀、名王朝の時代に、ここで作られる磁器は最盛期を迎え、

(すばらしいさくひんをかずおおくうみだしていました。)

素晴らしい作品を数多く生み出していました。

(そして、おらんだのひがしいんどがいしゃは、)

そして、オランダの東インド会社は、

(これをまだそのぎじゅつをもっていなかったよーろっぱへゆしゅつして、)

これをまだその技術を持っていなかったヨーロッパへ輸出して、

(おおきなりえきをえていました。)

大きな利益を得ていました。

(ところが、1644ねんこのおうちょうがめつぼうしたことによってこくないはこんらんし、)

ところが、1644年この王朝が滅亡したことによって国内は混乱し、

(さらにぼうえきがきんしされてしまいます。)

さらに貿易が禁止されてしまいます。

(そこでおらんだがめをつけたのが、にほんだったのです。)

そこでオランダが目を付けたのが、日本だったのです。

(わがくにでは、1610ねんだいにさがけんのありたで、じきのせいさんがはじまっていました。)

わが国では、1610年代に佐賀県の有田で、磁器の生産が始まっていました。

(それはつみだしのみなとのなまえからいまりやきとよばれました。)

それは積み出しの港の名前から伊万里焼と呼ばれました。

(おらんだは、ちゅうごくのものをみほんとして)

オランダは、中国のものを見本として

(よーろっぱじんのひとびとのこのみにあうものをつくるようにいらいします。)

ヨーロッパ人の人々の好みに合うものを作るように依頼します。

(こうして、ほんかくてきなかいがいゆしゅつがはじまるのです。)

こうして、本格的な海外輸出が始まるのです。

(そのりょうは100ねんのあいだで、120まんいじょうだったともいわれており、)

その量は100年の間で、120万個以上だったともいわれており、

など

(きろくにのこっていないものもふくめれば、)

記録に残っていないものも含めれば、

(じっさいにはその2ばいから3ばいのりょうがゆしゅつされていたといわれています。)

実際にはその2倍から3倍の量が輸出されていたといわれています。

(とうようからはこばれてきたじきは、しろいおうごんとよばれ、)

東洋から運ばれてきた磁器は、白い黄金と呼ばれ、

(そのうつくしさにみせられたおうこうきぞくたちはきそうようにしゅうしゅうしました。)

その美しさに魅せられた王侯貴族たちは競うように収集しました。

(そして、しつないをこれでかざることがだいりゅうこうしたのです。)

そして、室内をこれで飾ることが大流行したのです。

(へやのなかすべてをうめつくすようにおかれるほどかれらをみりょうしたのは、)

部屋の中すべてを埋め尽くすように置かれるほど彼らを魅了したのは、

(そのうつくしいいろえのぎじゅつでした。)

その美しい色絵の技術でした。

(さらにとうじのどいつでは、こくないでおなじようなものをつくることがこころみられ、)

さらに当時のドイツでは、国内で同じようなものを作ることが試みられ、

(それはこっかのさいゆうせんじぎょうとされるほどだったといいます。)

それは国家の最優先事業とされるほどだったといいます。

(まだしょがいこくがにほんというくにをよくしらないじだいにおいて、)

まだ諸外国が日本という国をよく知らない時代において、

(そのびいしきやぎじゅつがせかいでみとめられていたことに、)

その美意識や技術が世界で認められていたことに、

(おどろかずにはいられませんでした。)

驚かずにはいられませんでした。

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