【第119回 検定試験】初段

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日本語ワープロ検定試験
第119回(令和元年7月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 いけざき 6649 S+ 6.9 95.7% 332.5 2313 102 50 2024/03/22
2 ニックネーム 6262 S 6.4 97.8% 361.5 2316 52 50 2024/03/26
3 もっふ 5757 A+ 6.1 93.9% 376.0 2313 148 50 2024/04/04
4 newton 5427 B++ 5.6 95.7% 408.5 2319 102 50 2024/03/03
5 城野大貴 4816 B 5.0 95.3% 458.6 2321 112 50 2024/03/26

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問題文

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(わたしがついかってしまうもののひとつに、)

わたしがつい買ってしまうものの一つに、

(そぼくであじわいのあるちいさいやきもののうつわがあります。)

素朴で味わいのある小さい焼き物の器があります。

(しごとでにほんのかくちへいくときやかいがいしゅっちょうのさいなどには、)

仕事で日本の各地へ行くときや海外出張の際などには、

(あきじかんがあればしゅくはくしせつのしゅうへんをあるきまわり、)

空き時間があれば宿泊施設の周辺を歩き回り、

(みんげいひんてんをみつけるのがたのしみのひとつです。)

民芸品店を見つけるのが楽しみの一つです。

(そこには、ちいきのれきしやぶんかをたいげんするような)

そこには、地域の歴史や文化を体現するような

(みりょくあふれるおきものやにんぎょう、うつわなどがならべられ、)

魅力あふれる置物や人形、器などが並べられ、

(わたしのこうばいいよくをしげきします。)

わたしの購買意欲を刺激します。

(じたくのたなには、こうしたこれくしょんであふれ、)

自宅の棚には、こうしたコレクションであふれ、

(いまではころもがえのようにきせつごとにちんれつないようをかえているほどです。)

今では衣替えのように季節ごとに陳列内容を変えているほどです。

(さて、わたしはこれまで、)

さて、わたしはこれまで、

(なにげなくみんげいということばをつかってきましたが、)

何気なく民芸という言葉を使ってきましたが、

(にほんじんがそうしたしなじなにめをむけ、)

日本人がそうした品々に目を向け、

(そのうつくしさやかちをいしきするようになったのは)

その美しさや価値を意識するようになったのは

(たいしょうじだいまっきのことだといいます。)

大正時代末期のことだといいます。

(このことばは「みんしゅうてきこうげい」のりゃくごで、)

この言葉は「民衆的工芸」の略語で、

(ちょめいなびじゅつけんきゅうしゃがちゅうしんとなり、)

著名な美術研究者が中心となり、

(せいかつぶんかうんどうがてんかいされました。)

生活文化運動が展開されました。

(なぜそのようなうんどうがおこったかというと、)

なぜそのような運動が起こったかというと、

(たいしょうまっきというじだいがかんけいしているようです。)

大正末期という時代が関係しているようです。

など

(きんだいかをいそぐにほんは、)

近代化を急ぐ日本は、

(おうべいしょこくからせんしんてきなきかいやぎじゅつをせっきょくてきにどうにゅうし、)

欧米諸国から先進的な機械や技術を積極的に導入し、

(あんかなたいりょうせいさんへのみちをすすみはじめていました。)

安価な大量生産への道を進み始めていました。

(そうなれば、これまでせけんいっぱんのひとびとがながらくあいようしてきた)

そうなれば、これまで世間一般の人々が長らく愛用してきた

(しょくにんのてしごとによるせいかつどうぐがきえてしまうというきぐがしょうじます。)

職人の手仕事による生活道具が消えてしまうという危惧が生じます。

(それはどうじににほんかくちのぶんかまでもがうしなわれることをいみするとして、)

それは同時に日本各地の文化までもが失われることを意味するとして、

(びじゅつけんきゅうしゃたちがうごきはじめたのです。)

美術研究者たちが動き始めたのです。

(それまでのにほんにおけるぞうけいひんは、)

それまでの日本における造形品は、

(かんしょうようにせいさくされていたので、)

観賞用に製作されていたので、

(かびなそうしょくをほどこしたり、)

華美な装飾を施したり、

(ぎこうをこらしたりしたものがしゅりゅうでした。)

技巧を凝らしたりしたものが主流でした。

(それにたいし、せいかつにねざしたしなは)

それに対し、生活に根差した品は

(まいにちつかうことをぜんていとしているので、)

毎日使うことを前提としているので、

(とうぜんのことながら、)

当然のことながら、

(じつようてきでありがんじょうなことがじょうけんとなりそうしょくをはいしたしんぷるなものでした。)

実用的であり頑丈なことが条件となり装飾を排したシンプルなものでした。

(また、ちいきごとのせいかつようしきにそくし、)

また、地域ごとの生活様式に即し、

(あんかなこともおおきなようそのひとつでした。)

安価なことも大きな要素の一つでした。

(そのびじゅつけんきゅうしゃは、ぜんこくをあるきまわって、)

その美術研究者は、全国を歩き回って、

(ちほうしょくゆたかなせいかつどうぐをしゅうしゅうし、)

地方色豊かな生活道具を収集し、

(みずからのちょしょやでんとうこうげいひんをてんじするためにかいせつした)

自らの著書や伝統工芸品を展示するために開設した

(びじゅつかんでそれらをしょうかいしました。)

美術館でそれらを紹介しました。

(そのこれくしょんは、とうきをはじめ、)

そのコレクションは、陶器をはじめ、

(おりものやもっこう、がらすなどたきにわたりますが、)

織物や木工、ガラスなど多岐にわたりますが、

(どれもかれのきびしいしんびがんやするどいかんせいによって)

どれも彼の厳しい審美眼や鋭い感性によって

(せんたくされたすばらしいしなばかりです。)

選択された素晴らしい品ばかりです。

(いちどぜひじつぶつをみてみるとよいでしょう。)

一度ぜひ実物を見てみるとよいでしょう。

(このようなにほんじんのぎじゅつりょくがけっしゅうしたどうぐたちをくらしのなかにとりいれ、)

このような日本人の技術力が結集した道具たちを暮らしの中に取り入れ、

(てしごとのびをかんじながらすごすじかんが、)

手仕事の美を感じながら過ごす時間が、

(まいにちをよりゆたかにするのかもしれません。)

毎日をより豊かにするのかもしれません。

(じたくのたなにならべたちいさなうつわをたいせつにつかおうとあらためてこころにきめました。)

自宅の棚に並べた小さな器を大切に使おうとあらためて心に決めました。

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