【第121回 検定試験】1級
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ももも | 6770 | S++ | 7.2 | 94.1% | 296.6 | 2142 | 134 | 42 | 2024/11/09 |
2 | 茶々 | 5469 | B++ | 5.8 | 94.3% | 374.1 | 2176 | 130 | 42 | 2024/10/24 |
3 | ゆうこ | 4611 | C++ | 4.8 | 95.7% | 444.5 | 2145 | 95 | 42 | 2024/11/02 |
4 | なり | 4540 | C++ | 4.8 | 94.1% | 441.8 | 2140 | 134 | 42 | 2024/09/07 |
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問題文
(しらないあいだにとてつもないおおきさにせいちょうしていておどろくものに、ざっそうがある。)
知らない間にとてつもない大きさに成長していて驚くものに、雑草がある。
(つうがくろやいえのまわりのあすふぁるとのわれめ、)
通学路や家の周りのアスファルトの割れ目、
(でんちゅうのねもとやいしがきなどをみてほしい。)
電柱の根本や石垣などを見て欲しい。
(そこには、かならずといっていいほどざっそうがはえているはずだ。)
そこには、必ずといっていいほど雑草が生えているはずだ。
(なぜこんなきゅうくつでいごこちのわるそうなばしょをすみかにしているのだろう。)
なぜこんな窮屈で居心地の悪そうな場所をすみかにしているのだろう。
(じつは、こうしたとかいのあらゆる「すきま」は、かれらにとってはらくえんなのだ。)
実は、こうした都会のあらゆる「隙間」は、彼らにとっては楽園なのだ。
(しょくぶつは、たいようなどのひかりえねるぎーをつかって、)
植物は、太陽などの光エネルギーを使って、
(にさんかたんそとみずからでんぷんなどのゆうきぶつをごうせいする。)
二酸化炭素と水からでんぷんなどの有機物を合成する。
(ところが、もりをせいかつきょてんにするざっそうは、)
ところが、森を生活拠点にする雑草は、
(おおきなきやせのたかいしょくぶつにさえぎられて、なかなかにっこうをあびることができない。)
大きな木や背の高い植物に遮られて、なかなか日光を浴びることができない。
(いちど、かげにはいってしまうと)
一度、陰に入ってしまうと
(いきていくためにひつようなたいようこうをえることはむずかしくなる。)
生きていくために必要な太陽光を得ることは難しくなる。
(かれらがくきをのばすのは、このせいぞんきょうそうにかちぬきたいというあらわれなのだ。)
彼らが茎を伸ばすのは、この生存競争に勝ち抜きたいという表れなのだ。
(いっぽう、なにもおおうもののないとかいのどうろやちゅうしゃじょうのすみなら、)
一方、何も覆うもののない都会の道路や駐車場の隅なら、
(おもうぞんぶんたいようのめぐみをえることがかのうである。)
思う存分太陽の恵みを得ることが可能である。
(さらにあめがふれば、いしがきなどのわれめにはみずやどろがたまるし、)
さらに雨が降れば、石垣などの割れ目には水や泥がたまるし、
(ちちゅうはかわくことがないのですいぶんにくろうすることもない。)
地中は乾くことがないので水分に苦労することもない。
(とかいであればあるほど、にさんかたんそはあまるほどある。)
都会であればあるほど、二酸化炭素は余るほどある。
(もしにんげんがひきぬこうとしても、)
もし人間が引き抜こうとしても、
(くきはとれてもすべてのねっこをとりのぞくことはふかのうにちかい。)
茎は取れても全ての根っこを取り除くことは不可能に近い。
(そこからまためをだすことができるのだ。)
そこからまた芽を出すことができるのだ。
(あすふぁるとをつきやぶってまで、)
アスファルトを突き破ってまで、
(せいちょうをしようとするすがたをみかけたことがあるひともおおいはずだ。)
成長をしようとする姿を見掛けたことがある人も多いはずだ。
(このようなじょうけんからかんがえれば、とかいのすきまは、)
このような条件から考えれば、都会の隙間は、
(ざっそうがいきていくばしょとしてさいてきだといえる。)
雑草が生きていく場所として最適だといえる。
(しょくぶつにとって、つぎのせだいへいのちをつないでいくことはさいだいのてーまである。)
植物にとって、次の世代へ命を繋いでいくことは最大のテーマである。
(それぞれのたねがさまざまなせんりゃくでしそんをのこそうとする。)
それぞれの種がさまざまな戦略で子孫を残そうとする。
(たとえば、おおばこはにほんじゅうにひろくぶんぷしているざっそうだが、)
例えば、オオバコは日本中に広く分布している雑草だが、
(ひとがよくとおるばしょでみかけることがおおい。)
人がよく通る場所で見掛けることが多い。
(ほかのしょくぶつがさけるようなにんげんにふまれるところをえらんではえている。)
他の植物が避けるような人間に踏まれるところを選んで生えている。
(このしゅしは、あめなどのみずにぬれるとねんえきをだしてぼうちょうする。)
この種子は、雨などの水に濡れると粘液を出して膨張する。
(そしてひとのくつのうらやじどうしゃのたいや、)
そして人の靴の裏や自動車のタイヤ、
(どうぶつのあしについてとおくまではこばれていく。)
動物の足に付いて遠くまで運ばれていく。
(これこそがかれらのねらいだ。)
これこそが彼らの狙いだ。
(にわしごとがすきなひとならしっているとおもうが、)
庭仕事が好きな人なら知っていると思うが、
(すぎなはなんどかってもはえてくる。)
スギナは何度刈っても生えてくる。
(じつは、かれらはちかけいがちいさくせつだんされると、)
実は、彼らは地下茎が小さく切断されると、
(ちぎれただんぺんのそれぞれからねをはり、あたらしいめをだしてさいせいする。)
ちぎれた断片のそれぞれから根を張り、新しい芽を出して再生する。
(つまり、こまかくされたことでふえていくのだ。)
つまり、細かくされたことで増えていくのだ。
(またざっそうのしゅしはひかりがあたるとはつがするものがおおい。)
また雑草の種子は光が当たると発芽するものが多い。
(くさとりでつちがたがやされると、たいようのひかりがあたり、)
草取りで土が耕されると、太陽の光が当たり、
(ここぞとばかりにはえてくるのだ。)
ここぞとばかりに生えてくるのだ。