エペソ人への手紙　第４章

(しっかりとくみあわされむすびあわされ、それぞれのぶぶんはぶんにおうじてはたらき、)

しっかりと組み合わされ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、

(からだをせいちょうさせ、あいのうちにそだてられていくのである。そこで、わたしはしゅに)

からだを成長させ、愛のうちに育てられていくのである。そこで、わたしは主に

(あっておごそかにすすめる。あなたがたはこんご、いほうじんがむなしいこころであるいている)

あっておごそかに勧める。あなたがたは今後、異邦人がむなしい心で歩いている

(ようにあるいてはならない。かれらのちりょくはくらくなりそのうちなるむちとこころのこうかとに)

ように歩いてはならない。彼らの知力は暗くなりその内なる無知と心の硬化とに

(よりかみのいのちからとおくはなれ、みずからむかんかくになって、ほしいままにあらゆるふけつ)

より神のいのちから遠く離れ、自ら無感覚になって、ほしいままにあらゆる不潔

(なおこないをしてほうじゅうにみをゆだねている。しかしあなたがたはそのようにきりすと)

な行いをして放縦に身をゆだねている。しかしあなたがたはそのようにキリスト

(にまなんだのではなかった。あなたがたはたしかにかれにききかれにあっておしえられて)

に学んだのではなかった。あなたがたはたしかに彼に聞き彼にあって教えられて

(いえすにあるしんりをそのまままなんだはずである。すなわちあなたがたはいぜんのせいかつ)

イエスにある真理をそのまま学んだはずである。すなわちあなた方は以前の生活

(にぞくする、じょうよくにまよってほろびゆくふるきひとをぬぎすて、こころのふかみまであらたにされて)

に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、心の深みまで新たにされて

(しんのぎとせいとをそなえたかみにかたどってつくられたあたらしきひとをきるべきである。)

真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。

(こういうわけだから、あなたがたはいつわりをすてて、おのおのとなりびとにたいして、)

こういうわけだから、あなたがたは偽りを捨てて、おのおの隣り人に対して、

(しんじつをかたりなさい。わたしたちは、おたがいにしたいなのであるから。)

真実を語りなさい。わたしたちは、お互に肢体なのであるから。

(いかることがあっても、つみをおかしてはならない。)

怒ることがあっても、罪を犯してはならない。

(いきどおったままで、ひがくれるようであってはならない。)

憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。

(また、あくまにきかいをあたえてはいけない。)

また、悪魔に機会を与えてはいけない。

(ぬすんだものは、こんご、ぬすんではならない。むしろ、まずしいひとびとにわけあたえるように)

盗んだ者は、今後、盗んではならない。むしろ、貧しい人々に分け与えるように

(なるために、じぶんのてでせいとうなはたらきをしなさい。)

なるために、自分の手で正当な働きをしなさい。

(わるいことばをいっさい、あなたがたのくちからだしてはいけない。)

悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出してはいけない。

(ひつようがあれば、ひとのとくをたかめるのにやくだつようなことばをかたって、)

必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、

(きいているもののえきになるようにしなさい。)

聞いている者の益になるようにしなさい。

(かみのせいれいをかなしませてはいけない。)

神の聖霊を悲しませてはいけない。

(あなたがたは、あがないのひのために、せいれいのしょういんをうけたのである。)

あなたがたは、あがないの日のために、聖霊の証印を受けたのである。

(すべてのむじひ、いきどおり、いかり、さわぎ、そしり、)

すべての無慈悲、憤り、怒り、騒ぎ、そしり、

(また、いっさいのあくいをすてさりなさい。)

また、いっさいの悪意を捨て去りなさい。

(たがいになさけぶかく、あわれみふかいものとなり、かみがきりすとにあってあなたがたを)

互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたを

(ゆるしてくださったように、あなたがたもたがいにゆるしあいなさい。)

ゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。