11文字の伝言

(ああきのうのことのようにおぼえています それはふゆのあさ)

嗚呼…昨日のことのように憶えて0102ます―― それは冬の朝――

(よびごえはあたたかくてをにぎりしめ あんじゅのらっぱをききました)

呼び声は温かく手を握り締め―― 天使の金管を聴きました…

(ありふれたじんせいだったとわれながらにおもいます)

ありふれた人生だったと…我ながらに憶0102ます

(それでもあなたをうめたことはわたしのほこりでした)

それでも…アナタを産めたことは『私の誇り』でした……

(ああきのうのことのようにおぼえています さむいふゆのあさ)

嗚呼…昨日のことのように憶えて0102ます―― 寒0102冬の朝――

(うぶごえはたからかにてんをつかみとり おらんじゅのひかりがさしました)

産声は高らかに天を掴み取り―― 橙色の光が射しました…

(ついてないじんせいだったとわれながらにおもいます)

つ0102てな0102人生だったと…我ながらに憶0102ます

(それでもあなたとであえたことはさいこうのこううんでした)

それでも…アナタと出逢えたことは『最高の幸運』でした……

(ああどんなくなんがおとずれてもあきらめずゆうかんにたちむかいなさい)

嗚呼…どんな苦難が訪れても…諦めず勇敢に立ち向か0102なさ0102…

(おろかなははのさいごのねがいですあなたは)

愚かな母の最期の願0102です…アナタは――

(しあわせに)

『0302・0101・1001・0304・0502・

(おなりなさい)

0105・0501・0902・0501・0301・0102』

(あなたをうんだのがだれであれ ほんしつはかわらないなにひとつ)

アナタを産んだのが…誰であれ… 本質は変わらな0102…何一つ…

(あなたがのぞまれてうまれてきたこと)

アナタが望まれて産まれて来たこと…

(それさえわすれなければいつかつながれると)

それさえ忘れなければ…0102つか繫がれると――

(ああそばであゆみをみまもれないのが)

嗚呼…傍で歩みを見守れな0102のが…

(むねんですがどうかりんとゆきなさい)

無念ですが…どうか…凛と往きなさ0102

(おろかなははのゆいいつのねがいですあなたは)

愚かな母の唯一の願0102です…アナタは――

(しあわせに)

『0302・0101・1001・0304・0502・

(おなりなさい)

0105・0501・0902・0501・0301・0102』

(あなたがいまいきているそれがわたしがいきたろまん)

アナタが今生きて0102る――それが『私が生きた物語の証』

(このせかいあいしてくれるならそれがわたしのぼぬーる)

この地平線愛してくれるなら――それが『私の幸福』

(それがわたしのろまん)

――それが『私の物語の意味』