埋火

(きみのかいたゆめものがたりには)

君ノ描イタ　夢物語ニハ

(ぼくのいばしょはもうなかった)

僕ノ居場所ハ　モウ無カッタ

(ゆめとうつつどちらかえらぶなら)

夢ト現(うつつ)　ドチラカ選ブナラ

(ぼくはげんじつをえらびたい)

僕ハ現実ヲ選ビタイ

(きづかないのなら)

気付かないのなら

(きみをおきざりにぼくがにげていくりゆうも)

君ヲ置キ去リニ僕ガ逃ゲテ行ク理由モ

(おもいしってほしい)

思い知ってほしい

(せいさいのほのおがいみするさきにあるものも)

制裁ノ炎ガ意味スル先ニ或ルモノモ

(たがためにひとはあらそい)

誰(た)がために人は争い

(うつせみをまもるためにきばをむくの)

空蝉(うつせみ)を護るために牙を剥くの

(やくそくのちはかれおちて)

約束の地は枯れ落ちて

(しゅうまつのさけびごえがきしみうごめいてる)

終末の叫び声が軋み蠢(うごめ)いてる

(あいしたひびがざんがいになるぼくのこころのほのお)

愛シタ日々ガ　残骸ニナル　僕ノ心ノ炎

(きみのかいたゆめものがたりへと)

君ノ描イタ　夢物語ヘト

(ぼくはほうげきをさしむけよう)

僕ハ　砲撃ヲ差シ向ケヨウ

(ぼくのあいがやすものになるなら)

僕ノ愛ガ安物ニナルナラ

(すべてはいへとかわればいい)

総(すべ)テ灰ヘト変ワレバイイ

(こわれないのなら)

壊れないのなら

(きみがくみたてたかべもせいかいのありかも)

君ガ組ミ立テタ壁モ正解ノ在処モ

(こわせばいいのだと)

壊せばいいのだと

(せいさいのほのおのうずにこのみをほうむろう)

制裁ノ炎ノ渦ニ此ノ身ヲ葬ロウ

(きみのこえをいだくほどに)

君の声を抱(いだ)くほどに

(もうにどともどれないきせきをおもう)

もう二度と戻れない軌跡を想う

(あかくのぼるかげろうのなか)

赤く昇る陽炎(かげろう)の中

(うつくしいひびきさえもけむりになりはてる)

美しい響きさえも煙に成り果てる

(ぼくのなみだくらいじゃこのいたみはけせないから)

僕ノ涙位ジャ　此ノ痛ミハ消セナイカラ

(きみのうでにだかれながら)

君の腕に抱かれながら

(あいをつむいだ)

愛を紡いだ

(はてのないたびじのさきに)

果てのない旅路の先に

(みらいなどないとしっても)

未来などないと知っても

(きづかないのなら)

気付かないのなら

(きみのおうこくのきりつをやぶったりゆうを)

君ノ王国ノ規律ヲ破ツタ理由ヲ

(おもいしってほしい)

思い知ってほしい

(せいさいのほのおがいみするさきにあるものを)

制裁ノ炎ガ意味スル先ニ或ルモノヲ

(たがためにひとはあらそい)

誰(た)がために人は争い

(うつせみをまもるためにきばをむくの)

空蝉(うつせみ)を護るために牙を剥くの

(やくそくのちはかれおちて)

約束の地は枯れ落ちて

(しゅうまつのさけびごえがきしみうごめいてる)

終末の叫び声が軋み蠢(うごめ)いてる

(あいしたひびがざんがいになるぼくのこころのほのお)

愛シタ日々ガ　残骸ニナル　僕ノ心ノ炎