露国ニ対スル宣戦ノ詔勅 ①

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明治天皇

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(てんゆうをほゆうしばんせいいっけいのこうそをふめるだいにっぽんこくこうていは、)

天祐を保有し萬世一系の皇祚を践める大日本國皇帝は、

(ちゅうじつゆうぶなるなんじゆうしゅうにしめす。ちん、ここにろこくにたいしてたたかいをせんす。)

忠実勇武なる汝有衆に示す。朕、茲に露國に対して戦を宣す。

(ちんがりくかいぐんはよろしくぜんりょくをきわめてろこくとこうせんのじにしたがうべく、)

朕か陸海軍は宜く全力を極めて露国と交戦の事に従ふへく、

(ちんがひゃくりょうゆうしはよろしくおのおのそのしょくむにひきい、)

朕が百僚有司は宜く各其の職務に率ひ、

(そのきのうにおうじてこっかのもくてきをたっするにどりょくすべし。)

其の権能に應じて國家の目的を達するに努力すべし。

(およそこくさいじょうきのはんいにおいて、いっさいのしゅだんをつくしいさんなからんことをきせよ。)

凡そ国際條規の範囲に於て、一切の手段を盡し遺算なからむことを期せよ。

(おもうにぶんめいをへいわにもとめれっこくとゆうぎをあつくして、もってとうようのちあんをえいえんにいじし)

惟ふに文明を平和に求め列國と友誼を篤くして、以て東洋の治安を永遠に維持し

(かっこくのけんり・りえきをそんしょうせずしてながくていこくのあんぜんをしょうらいに)

各國の権利・利益を損傷せずして永く帝國の安全を将来に

(ほしょうすべきじたいをかくりつするは、ちん、つとにもってこっこうのようぎとなし、)

保障すべき事態を確立するは、朕、夙に以て國交の要義と為し、

(たんぼあえてたがわざることをきす。ちんがゆうしもまたよくちんがいをていしてじにしたがい、)

旦暮敢て違はざらむことを期す。朕が有司も亦能く朕が意を軆して事に従ひ、

(れっこくとのかんけいとしをおうてますますしんこうにおもむくをみる。)

列國との関係年を遂ふて益々親厚に赴くを見る。

(いまふこうにしてろこくときんたんをひらくにいたる。あにちんがこころざしならんや。)

今不幸にして露国と釁端を開くに至る。豈朕か志ならむや。

(ていこくのおもいをかんこくにほぜんにおくやいちじつのもとにあらず。)

帝國の重を韓國の保全に置くや一日の故に非ず。

(これりょうこくるいせいのかんけいによるのみならず、)

是れ両國累世の関係に因るのみならず、

(かんこくのそんぼうはじつにていこくあんきのつながるところたればなり。)

韓國の存亡は實に帝國安危の繋る所たればなり。

(しかるにろこくはそのしんこくとのめいやくおよびれっこくにたいするるいじのせんげんにかかわらず、)

然るに露國は其の清國との明約及び列國に対する累次の宣言に拘はらず、

(いぜんまんしゅうにせんきょしますますそのちほをきょうこにして、)

依然満洲に占拠し益々其の地歩を鞏固にして、

(ついにこれをへいどんせんとす。もしまんしゅうにしてろこくにりょうゆうにきせんや。)

終に之を併呑せむとす。若し満洲にして露國の領有に帰せん乎。

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