エルの天秤

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投稿者投稿者笛助いいね0お気に入り登録
プレイ回数102難易度(3.4) 2137打 歌詞 長文モード可
楽曲情報 エルの天秤  Sound Horizon  作詞Revo  作曲Revo
『Elysion~楽園幻想物語組曲~』より
自己満足用です
※このタイピングは「エルの天秤」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(さつじんせっとうゆうかいみつばい)

殺人 窃盗 誘拐 密売

(あくまにたましいをうりわたすかのように)

悪魔に魂を売り渡すかのように

(かねになることならなんでもやった)

金になる事なら何でもやった

(とうべきはしゅだんではないそのおとこにとってもくてきこそがすべて)

問うべきは手段では無い その男にとって目的こそが全て

(せつじつなげんじつかれにはかねがひつようだった)

切実な現実 彼には金が必要だった

(かたむきつづけてゆくてんびんそのひだりざらがしずみきるまえに)

傾き続けてゆく天秤 その左皿が沈み切る前に

(ちからづくでもうきあがらせるだけのかねがみぎざらにはひつようだった)

力づくでも浮き上がらせるだけの金が 右皿には必要だった

(そして・・・そのよるもてんびんはかめんをおどらせる・・・)

そして…その夜も天秤は仮面を躍らせる…

(やみをまとうようによるのしじまをさぐり)

闇を纏うように 夜の静寂を探り

(めとめをみつめあって)

瞳と瞳を見つめ合って

(ろまんてぃっくなつきあかりにそっとくちびるかさね)

夢想的な月灯りに そっと唇重ね

(いきをひそめた・・・)

息を潜めた…

(あわただしくとおりすぎるおってたちをやりすごし)

慌しく通り過ぎる 追っ手達を遣り過ごし

(てとてをとりあって)

手と手を取り合って

(どらまてぃっくなとうひこうによったふたつのいのち)

戯曲的な逃避行に 酔った二つの人生

(あいにささげた・・・)

愛に捧げた…

(さよなら)

さよなら

(けんりょくのそうくどもにはべんりなかーど)

権力の走狗どもには便利な手札

(さよなら)

さよなら

(むすめをうればしそんへのいすはかえる)

娘を売れば至尊への椅子は買える

(みぶんちがいのこいゆるされないとしっても)

身分違いの恋 許されないと知っても

(おとめはひかれあった)

雄と雌は惹かれ合った

(さでぃすてぃっくなきぞくしゅぎをけっておりをぬけだす)

嗜虐的な貴族主義を 蹴って檻を抜け出す

(ああそれはひげき・・・)

嗚呼 それは悲劇…

(うんめいのぼーどのうえでしはいりょくをもとめて)

運命の遊戯盤の上で 支配力を求めて

(せいとしはうばいあった・・・)

生と死は奪い合った…

(どらすてぃっくなついとうげきをわらうことこそじんせい)

徹底的な追悼劇を 笑う事こそ人生

(ああむしろきげき・・・)

嗚呼 むしろ喜劇…

(さよなら)

さよなら

(こいんでやとったものがうらぎるよのなか)

金貨で雇った者が裏切る世の中

(さよなら)

さよなら

(たにんならばふじょうりとせめるはみじめ)

他人ならば不条理と責めるは惨め

(らくえんへのたびじじゆうへのふなで)

楽園への旅路 自由への船出

(とうそうのはてにたどりついたきしべ)

逃走の果てに辿りついた岸辺

(せんどうにふんしたおとこがゆびをならすと)

船頭に扮した男が指を鳴らすと

(こくいのかげがふねをとりかこんだ・・・)

黒衣の影が船を取り囲んだ…

(「おかえりのふなちんでしたらごしんぱいなく)

「お帰りの船賃 でしたらご心配無く

(すでにじゅうぶんすぎるほどいただいておりますので)

既に充分すぎる程 頂いておりますので

(けれどもかれは)

けれども彼は

(ここでさよなら)

ここでさよなら

(ざんねんだったねぇ・・・」)

残念だったねぇ…」

(むすめさえぶじにもどるならばそれでよい)

娘さえ無事に戻るならば それで良い

(おとこのほうなどばらしてもかまわんわ)

使用人の方など 殺しても構わんわ

(いちどもめをあわせずにはくしゃくはそういった)

一度も目を合わせずに 伯爵はそう言った

(こいんのつまったふくろがてーぶるたたいた・・・)

金貨の詰まった袋が 机叩いた…

(いつもひとはなにもしらないほうがしあわせだろうに)

いつも人間は 何も知らない方が幸福だろうに

(けれどひとをもとめるかぎりすべてをしりたがる)

けれど他人を求める限り 全てを知りたがる

(なぜはめつへとあゆみだす?)

何故 破滅へと 歩みだす?

(はなやかなこんれいしあわせなはなよめ)

華やかな婚礼 幸せな花嫁

(うんめいのめがみはどんなしなりおをこのむのか・・・)

運命の女神はどんな脚本を好むのか…

(きょしょくのこんれいきえたはなよめ)

虚飾の婚礼 消えた花嫁

(はめつのめがみはどんなほころびもみのがさない・・・)

破滅の女神はどんな綻びも見逃さない…

(ああ・・・もえるようにせなかがあつい)

嗚呼…燃えるように背中が熱い

(そのおとこがのばしたてのさきにはなにかがささっていた)

その男が伸ばした手の先には何かが刺さっていた

(ああ・・・あかくそまったてをみつめながら)

嗚呼…緋く染まった手を見つめながら

(かめんのおとこはゆるやかにくずれおちてゆく・・・)

仮面の男は緩やかに崩れ落ちてゆく…

(ああ・・・そのはいごにはむすめがたっていた)

嗚呼…その背後には娘が立っていた

(すさまじいぎょうそうでちにふせたおとこをぎょうししていた)

凄まじい形相で 地に臥せた男を凝視していた

(ああ・・・いっぽあとずさりなにかさけびながら)

嗚呼・・・一歩後ずさり何か叫びながら

(ふかまりゆくやみのかなたへはしりさってゆく・・・)

深まりゆく闇の彼方へ走り去ってゆく…

(じょじょにうすれゆくいしきのみなそこで)

徐々に薄れゆく意識の水底で

(さびついたかぎをつかもうとあがきつづける)

錆び付いた鍵を掴もうと足掻き続ける

(とびらはめのまえにある)

扉は目の前にある

(いそがなければ・・・)

急がなければ…

(もうすぐ・・・)

もうすぐ…

(もうすぐ、やくそくしたむすめの)

もうすぐ、約束した娘の

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