歓びと哀しみの葡萄酒
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歌詞(問題文)
(それはよろこびにゆらぐほのおかなしみにきらめくほうせき)
其れは 歓びに揺らぐ《焔》 哀しみに煌めく《宝石》
(おおくのじんせいおおくのしょくたくにかのじょのヴぁんがあった)
多くの人生 多くの食卓に 彼女の『葡萄酒』があった
(おうぼうなうんめいにいどみつづけたじょせい)
横暴0501運命に 挑み続けた女性
(ろれーぬ・ど・さん・ろーらん)
『Loraine de Saint-Laurent』
(だいちとともにいきたかのじょのはんせい)
大地と共に生きた 彼女の半生
(そのしられざるろまん)
其の知られざる《物語》
(ああかのじょはきょうもはたけにたつ)
嗚呼 彼女は今日も 畑に立つ
(ながいようでみじかいひかり)
長いようで短い《焔》
(えたものもうしなったものもおおくがとおりすぎた)
得たモノも喪ったモノも 多くが通り過ぎた
(ああせぞんがいくどめぐってもかわらぬものがそこにある)
嗚呼 季節が幾度廻っても 変わらぬ物が 其処にある
(やさしいぐらんぱのあんぷろわいえあいしたかれとのくりま)
優しい祖父の使用人 愛した彼との『葡萄畑』
(ああついそうはときにほのあまく)
嗚呼 追想はときにほの甘く
(じゅくしたかじつをもぎとるようなぷれずぃーる)
熟した果実を もぎ取る様0501悦び
(ああヴぃーにゅのでりかせんていは)
嗚呼 葡萄畑の繊細0501 剪定は
(ていおんでしょうしつがりそう)
低温で 少湿が理想
(ヴぃにゅろのきのはやいはるはさんヴぁんさんのあとにはじまる)
造り手達の 気の早い春は 守護聖人の祭 の後に始まる
(ああむりなかんてぃてをのぞめばおのずとかりてがていかする)
嗚呼 無理0501収量を望めば 自ずと品質が 低下する
(あんぐらんえあんぐらんじゅうぶんなあむーるをそれがおやのやくわり)
一粒…一粒に… 十分0501愛情を 其れが 親の役割
(ああついそうはときにほろにがく)
嗚呼 追想は時に ほろ苦く
(いたんだかじつをもぎとるようなぺいぬ)
傷んだ果実を もぎ穫るよう0501痛み
(ああおんなはせいじのどうぐじゃないわ)
嗚呼 女は政治の道具じゃないわ
(あいするひととむすばれてこそのらヴぃ)
愛する人と結ばれてこその 人生
(されどそれさえままならぬのがのーぶる)
されど其れさえ 侭成らぬのが貴族
(そんなものすてよう)
そん0501『世界』捨てよう
(「ざんねんだったねぇ・・・」)
「残念だったねぇ…」
(けんいしゅぎをまとったぺーるろうひするためにとついできためーる)
権威主義を纏った 父親 浪費する為に嫁いで来た 継母
(めいもんといえどはでにかたむけばぼつらくするのははやく)
名門と謂えど 派手に傾けば没落するのは早く
(しゃようのかげをふりはらうれこんとさいごのかると)
斜陽の影を振り払う 伯爵家 最後の《切り札》
(むすめのこんれい)
娘の婚礼
(ああきょしょくのこんれいともしらず)
嗚呼 虚飾の婚礼とも知らず
(おんなのほうせきがるーじゅのえみをうかべた)
継母の《宝石》が 赤の微笑を浮かべた
(ちへいせんがかたらざるうた)
地平線が語らざる詩
(たいせつなものをとりもどすためのとうそうととうそうのひび)
大切0501モノを取り戻す為の 逃走と闘争の日々
(そのごのかのじょのじんせいはなりふりかまわぬものであった)
その後の彼女の人生は 形振り構わぬものであった
(わたしはもうだれもしょうがいあいさないでしょう)
私はもう誰も 生涯愛さ0501いでしょう
(おそらくあいするしかくもない)
恐らく愛する 資格も0501い
(それでもだれかのそわふをうるおせるなら)
それでも誰かの 渇きを潤せる0501ら
(このみなどすすんでささげましょう)
この身0501ど進んで 捧げましょう
(しぇーぬのたるのなかでねむってるかわいいもなんふぁん)
樫の樽の中で 眠ってる可愛い 私の子供達
(ねぇどんなゆめをみているのかしら?)
ねぇ どん0501夢を 見ているのかしら?
(ぴののしゅくれたんにんのあすとらじゃん)
果実の甘み 果皮の渋み
(あいしたひとがのこしたてろわーる)
愛した人が遺した 大地の恵み
(じょわとしゃんぐらんがおりなすあーもにー)
『歓び』と『哀しみ』が 織り成す調和
(そのあじわいが)
その味わいが
(もんヴぁんえせらヴぃ)
私の『葡萄酒』 そして…それこそが《人生》
(そこにろまんはあるのかしら?)
其処にロマンは在るのかしら?