意味が分かると怖い話『幸せの丸い貝』解説

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意味が分かると怖い話 第一弾 『幸せの丸い貝』の解説

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(しあわせのまるいかいのかいせつです。)

幸せの丸い貝の解説です。

(まずこのだいめいにもなっている「しあわせのまるいかい」)

まずこの題名にもなっている『幸せの丸い貝』

(ここにきょうふがかくされている。)

ここに恐怖が隠されている。

(すでにおきづきのほう、まだわからないひともいるかもしれない)

すでにお気づきの方、まだわからない人もいるかもしれない

(では、かんじをみてもらおう。)

では、漢字を見てもらおう。

(こう、まる、かい。このみっつのかんじをみてきづくことはないだろうか。)

幸、丸、貝。この三つの漢字を見て気づくことはないだろうか。

(このみっつのかんじ。こう、まる。そしてこのふたつのしたにかい。)

この三つの漢字。幸、丸。そしてこの二つの下に貝。

(するとどうだろうか。にえというかんじがうかびあがってくる。)

するとどうだろうか。贄という漢字が浮かび上がってくる。

(そう。つまりこのまつりには「いけにえ」がひつようなため、)

そう。つまりこの祭りには『生贄』が必要なため、

(かたりてが「きみょうなふうしゅう」といっているのである。)

語り手が『奇妙な風習』と言っているのである。

(かたりてがたべたたくさんのごちそうにはすいみんやくがはいっていた。)

語り手が食べたたくさんのご馳走には睡眠薬が入っていた。

(おまつりのぜんじつなのにごちそうがでるのはおかしいはなしですよね)

お祭りの前日なのにご馳走が出るのはおかしい話ですよね

(そのためねむりについてしまったかたりて。)

そのため眠りについてしまった語り手。

(めをさましたあと、)

目を覚ました後、

(「いちばんちかくにいたひとにはなしかける」)

『一番近くにいた人に話し掛ける』

(とあらわされている。)

とあらわされている。

(それでは、なぜ「いちばんちかくのひと」とひょうげんしたのだろうか?)

それでは、なぜ『一番近くの人』と表現したのだろうか?

(これはすでにこうそくされていたりなどで、)

これはすでに拘束されていたりなどで、

(すでにうごけないじょうきょうにあるからではないだろうか。)

すでに動けない状況にあるからではないだろうか。

(「しあわせのまるいかいはみつかったのですか」)

『幸せの丸い貝は見つかったのですか』

など

(「ああ、もうここにあるよ」)

『ああ、もうここにあるよ』

(ここ、というひょうげんからかたりてがいけにえになることはまちがいないだろう。)

ここ、という表現から語り手が生贄になることは間違いないだろう。

(「やがてまつりはかきょうにはいり、わたしはしあわせのまるいかいがどんなものなのかりかいした。」)

『やがて祭りは佳境に入り、私は幸せの丸い貝がどんなものなのか理解した。』

(かきょうにはいることで、じぶんがいけにえにされたことをりかいしたのだ。)

佳境に入ることで、自分が生贄にされたことを理解したのだ。

(まつりのことがきになって、)

祭りのことが気になって、

(「しんるいがくわしいというので、たのみこんでいえまであんないしてもらった。」)

『親類が詳しいというので、頼み込んで家まで案内してもらった。』

(というこうどうにでてしまったかたりて)

という行動に出てしまった語り手

(しかしそのこうどうこそが「とんでひにいるなつのむし」)

しかしその行動こそが「飛んで火に入る夏の虫」

(しかも、「しあわせのまるいかい」についてきいたとき、)

しかも、『幸せの丸い貝』についてきいた時、

(「しょくようかととえば、たべるひともいるが、という。」)

『食用かと問えば、食べる人もいるが、と言う。』

(ということは、このかたりてはかなしくも)

ということは、この語り手は悲しくも

(たべられてしまううんめいにあったのだ。)

食べられてしまう運命にあったのだ。

(しあわせのまるいかい・・・たしかにじとしてはそうなのだが、)

幸せの丸い貝・・・確かに字としてはそうなのだが、

(ひょうめんじょうだけでいみあいとしてはひじょうにこわいものである・・・。)

表面上だけで意味合いとしては非常に怖いものである・・・。

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