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歌詞(問題文)
(しばらくぶりのうれいがそまる)
暫く振りの、愁いが染まる。
(よりいっそうくらさをましていた)
より一層、暗さを増していた。
(みむきもされずにねじれおちて)
見向きもされずに捩じれ堕ちて、
(とめられずいる)
止められず居る。
(ようとうくにくのせおりすとはいう)
羊頭狗肉の、セオリストは言う。
(ものいわずくちびるがさむいと)
「物言わず唇が寒い」と。
(てんじょうしらずのじきょうしんも)
天井知らずの自矜心も、
(ここまでくるとけっさくです)
此処迄来ると、傑作です。
(ながれることばととぶかたりは)
流れる言葉と、飛ぶ騙りは。
(なおもこちらをむいたまま)
猶も、此方を向いたまま。
(しにいくのでした)
死に逝くのでした。
(うちがわからくさり)
内側から腐り、
(そとがわからはみえず)
外側からは見えず。
(とりをころしたこうもりが)
鳥を殺した蝙蝠が、
(ひかげでわらうのでした)
日陰で嗤うのでした。
(いしきをとりもどしても)
意識を取り戻しても、
(とうにすぎていたようです)
とうに過ぎていた様です。
(もがりとかしてしまいました)
殯と化してしまいました。
(すべてみんなのせいです)
全てみんなの所為です。
(ちしきやぎのうをえたものは)
知識や、技能を得た者は。
(よりいっそうけんきょになれるのに)
より一層、謙虚になれるのに。
(あげつらうことでまもれるじがは)
論う事で守れる自我は、
(おみごとです)
御見事です。
(たでをこのむむしもいるので)
蓼を好む虫も居るので、
(なにをいおうとかまいませんが)
何を言おうと構いませんが。
(こまものやをひらくほどの)
小間物屋を開く程の、
(にがみをともなうでしょう)
苦味を伴うでしょう。
(くずれたあまだれびょうしのくせが)
崩れた雨垂れ拍子の癖が、
(ようそうをていしているのですが)
様相を、呈しているのですが。
(うそぶくのでした)
嘯くのでした。
(うちがわからくさり)
内側から腐り、
(そとがわからはみえず)
外側からは見えず。
(とりをころしたこうもりが)
鳥を殺した蝙蝠が、
(ぬれぎぬをきせていました)
濡れ衣を着せていました。
(いしきをとりもどしても)
意識を取り戻しても、
(とうにすぎていたようです)
とうに過ぎていた様です。
(もがりとかしてしまいました)
殯と化してしまいました。
(あとかたもなくなった)
跡形も無くなった。
(いなくならないでと)
「居なくならないで」と、
(かんたんにひとはいうけれど)
簡単に人は言うけれど。
(うんさんむしょうをしむけたのは)
雲散霧消を仕向けたのは、
(なにものでしょうか)
何者でしょうか?
(うちがわからくさり)
内側から腐り、
(そとがわからはみえず)
外側からは見えず。
(とりをころしたこうもりが)
鳥を殺した蝙蝠が、
(ひかげでわらうのでした)
日陰で嗤うのでした。
(いしきをとりもどしても)
意識を取り戻しても、
(とうにすぎていたようです)
とうに過ぎていた様です。
(しにばなにはしんけいどくが)
死花には神経毒が、
(ふくまれています)
含まれています。
(まひをひきおこします)
麻痺を引き起こします。