星の金貨
関連タイピング
-
プレイ回数3788歌詞かな401打
-
プレイ回数875長文2947打
-
プレイ回数390長文3240打
-
プレイ回数522長文1870打
-
プレイ回数331長文1731打
-
プレイ回数560長文1214打
-
プレイ回数786長文1712打
-
プレイ回数847長文1382打
問題文
(むかしむかし、あるところに、ちいさなおんなのこがいました。)
むかしむかし、あるところに、小さな女の子がいました。
(おとうさんもおかあさんもしんでしまって、おんなのこのもっているものはきているふくと、)
お父さんもお母さんも死んでしまって、女の子の持っている物は着ている服と、
(しんせつなひとがくれたひときれのぱんだけです。)
親切な人がくれた一切れのパンだけです。
(たよるひとのいないおんなのこは、かみさまだけをたよりにのはらへでていきました。)
頼る人のいない女の子は、神様だけを頼りに野原へ出て行きました。
(すると、まずしいおとこのひとがやってきていいました。)
すると、貧しい男の人がやって来て言いました。
(「おねがいだ。わたしになにかたべるものをおくれ。もう、はらぺこなんだ」)
「お願いだ。私に何か食べるものをおくれ。もう、腹ぺこなんだ」
(たべるものといっても、おんなのこにはひときれのぱんしかありません。)
食べるものと言っても、女の子には一切れのパンしかありません。
(でもおんなのこは、もっていたぱんをぜんぶあげていいました。)
でも女の子は、持っていたパンを全部あげて言いました。
(「かみさまのおめぐみが、ありますように」)
「神様のお恵みが、ありますように」
(そしてさきへあるいていくと、ひとりのこどもがやってきてなきながらいいました。)
そして先へ歩いて行くと、一人の子供がやって来て泣きながら言いました。
(「さむい、あたまがさむいよ。ねぇ、なにかかぶるものをちょうだい」)
「寒い、頭が寒いよ。ねぇ、何かかぶるものをちょうだい」
(そこでおんなのこは、じぶんのぼうしをあげていいました。)
そこで女の子は、自分の帽子をあげて言いました。
(「かみさまのおめぐみが、ありますように」)
「神様のお恵みが、ありますように」
(またしばらくいくと、こんどはうわぎがなくてこごえているこどもにあいました。)
またしばらく行くと、今度は上着がなくてこごえている子供に会いました。
(おんなのこはじぶんのうわぎをぬぐと、そのこどもにあげていいました。)
女の子は自分の上着を脱ぐと、その子供にあげて言いました。
(「かみさまのおめぐみが、ありますように」)
「神様のお恵みが、ありますように」
(またさきへあるいていくとべつのこがすかーとをほしがるので、)
また先へ歩いて行くと別の子がスカートを欲しがるので、
(すかーとをあげていいました。)
スカートをあげて言いました。
(「かみさまのおめぐみが、ありますように」)
「神様のお恵みがありますように」
(とうとうおんなのこは、もりにやってきました。)
とうとう女の子は、森にやって来てました。
(あたりはもう、すっかりくらくなっています。)
辺りはもう、すっかり暗くなっています。
(そこへまたひとりのこどもがやってきて、したぎをほしがりました。)
そこへまた一人の子供がやって来て、下着を欲しがりました。
(したぎをあげると、おんなのこははだかになってしまいます。)
下着をあげると、女の子は裸になってしまいます。
(おんなのこは、すこしまよいましたが、)
女の子は、少し迷いましたが、
((くらいよるだから、だれにもみえやしないわ))
(暗い夜だから、誰にも見えやしないわ)
(おんなのこはこうかんがえてしたぎをぬぐと、とうとうこれもあげていいました。)
女の子はこう考えて下着を脱ぐと、とうとうこれもあげて言いました。
(「かみさまのおめぐみが、ありますように」)
「神様のお恵みが、ありますように」
(こうしておんなのこがなにひとつみにつけずにたっていると、)
こうして女の子が何一つ身に着けずに立っていると、
(とつぜんそらからほしがおちてきました。)
突然空から星が落ちてきました。
(そしてそのそらは、ぴかぴかひかるきんかになったのです。)
そしてその空は、ピカピカ光る金貨になったのです。
(きがつくとはだかだったはずのおんなのこは、いつのまにかりっぱなふくをきていました。 )
気が付くと裸だったはずの女の子は、いつの間にか立派な服を着ていました。
(「ああ、かみさまあありがとう」)
「ああ、神様ありがとう」
(おんなのこはきんかをひろいあつめると、そのおかねでいっしょうしあわせにくらしたということです。)
女の子は金貨を拾い集めると、そのお金で一生幸せに暮らしたということです。