第50回パソコンスピード認定試験問題

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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぶう 5423 B++ 5.5 97.2% 1014.3 5662 161 84 2024/10/01
2 茶々 5120 B+ 5.3 95.7% 1075.0 5762 257 84 2024/10/20

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問題文

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(あなたはいつものせいかつのなかで、てがみをかくきかいがあるだろうか。ようじがあっても)

あなたはいつもの生活の中で、手紙を書く機会があるだろうか。用事があっても

(でんわやめーるなどでかんたんにすませてしまうことがあたりまえのじだいだからこそ、)

電話やメールなどで簡単に済ませてしまうことが当たり前の時代だからこそ、

(おれいやおわびなどをするさいはていねいにぺんをはしらせてみたい。)

お礼やおわびなどをする際は丁寧にペンを走らせてみたい。

(きっと、こころがつたわってきもちがつうじあうはずだ。)

きっと、心が伝わって気持ちが通じ合うはずだ。

(そのためには、きほんてきなちしきをみにつけておくとよいだろう。)

そのためには、基本的な知識を身に付けておくとよいだろう。

(れいせつをわきまえるためには、4だんかいのようそがひつようになる。)

礼節をわきまえるためには、4段階の要素が必要になる。

(はじめに、きせつのあいさつとあいてとじぶんのあんぴにかんするきじゅつである。)

始めに、季節のあいさつと相手と自分の安否に関する記述である。

(そのつぎに、おもだったようけんについてつづり、そのあとにじあいとはんえいをいのることば、)

その次に、主立った用件についてつづり、その後に自愛と繁栄を祈る言葉、

(そしてひづけとしょめいでおわる。もちろんぶんしょうのはじまりとおわりには)

そして日付と署名で終わる。もちろん文章の始まりと終わりには

(はいけいやけいぐといったとうごとけつごがひつようなこともわすれてはならない。)

拝啓や敬具といった頭語と結語が必要なことも忘れてはならない。

(このなかでわたしたちがなやむのは、なんといっても、さいしょのじこうにかんする)

この中でわたしたちが悩むのは、何といっても、最初の時候に関する

(ひょうげんではないだろうか。むずかしいきまりをかんがえすぎるあまりに、)

表現ではないだろうか。難しい決まりを考えすぎるあまりに、

(かたくるしいものになりがちだからだ。 しごとかんけいであれば、)

堅苦しいものになりがちだからだ。 仕事関係であれば、

(けいしきをおもんじなければいけないが、ぷらいべーとなおつきあいのかたには、)

形式を重んじなければいけないが、プライベートなお付き合いの方には、

(もうすこしみぢかなかんかくで、おもいやりがつうじるないようのものに)

もう少し身近な感覚で、思いやりが通じる内容のものに

(しあげてみるのもよいだろう。ていねいすぎると、)

仕上げてみるのもよいだろう。丁寧すぎると、

(かえっておたがいのきもちをとおざけることになってしまうばあいもある。)

かえってお互いの気持ちを遠ざけることになってしまう場合もある。

(そこで、ここではじぶんのことばで、おもいをつづるためののうはうをしるしておこう。)

そこで、ここでは自分の言葉で、思いをつづるためのノウハウを記しておこう。

(なによりもたいせつなのは、いみをりかいしないまま、よくしようされるからという)

何よりも大切なのは、意味を理解しないまま、よく使用されるからという

(りゆうだけでことばをつかわないことだ。じこうのあいさつにかんしては、)

理由だけで言葉を使わないことだ。時候のあいさつに関しては、

など

(ゆうじんとかいわするときのように、そのきせつにかんするおもいをもじでつたえる。)

友人と会話する時のように、その季節に関する思いを文字で伝える。

(たとえば、はるにはさくらのはながさいていたりちりそうだったりするじょうたいをつづる。)

例えば、春には桜の花が咲いていたり散りそうだったりする状態をつづる。

(つまり、いつもはなすようなないようをそのままひょうげんすればよいのだ。)

つまり、いつも話すような内容をそのまま表現すればよいのだ。

(むりやりことばをつめこむのではなく、そのいみをりかいしたうえで、)

無理やり言葉を詰め込むのではなく、その意味を理解したうえで、

(しぜんたいなぶんたいでつづるとうけとりてのむねにひびくぶんしょうになるのではないだろうか。)

自然体な文体でつづると受け取り手の胸に響く文章になるのではないだろうか。

(たった7ぎょうでかくはがきこそ、すなおなこころをつたえるつーるだとはなすさっかがいる。)

たった7行で書くはがきこそ、素直な心を伝えるツールだと話す作家がいる。

(こうせいようそは、きせつ、ようけん、むすびのことばのみっつである。)

構成要素は、季節、用件、結びの言葉の三つである。

(みじかければまいにちのようにはがきをだそうとおもってもおっくうにならず、)

短ければ毎日のようにはがきを出そうと思ってもおっくうにならず、

(よむほうもきがらくだろう。きれいなじで、あいてにつたわりやすいぶんをかくことが)

読む方も気が楽だろう。きれいな字で、相手に伝わりやすい文を書くことが

(しゅうかんになれば、よりよいものができるはずだ。)

習慣になれば、より良いものができるはずだ。

(また、しょうせつのようにかきだしこそがたいせつだとしゅちょうするずいひつかがいる。)

また、小説のように書き出しこそが大切だと主張する随筆家がいる。

(いま、すぐそこにあるきせつのにおいやいろをよみてのごかんにうったえるかたちでいきいきと)

今、すぐそこにある季節の匂いや色を読み手の五感に訴える形で生き生きと

(ひょうげんできれば、あいてにもそのないようがつたわるのではないだろうか。)

表現できれば、相手にもその内容が伝わるのではないだろうか。

(せのびをしないで、じぶんのきもちをすなおにつづっていけばよいのだ。)

背伸びをしないで、自分の気持ちを素直につづっていけばよいのだ。

(そこでそのはっそうほうほうをさぐってみた。かれによれば、ひびのせいかつのなかで)

そこでその発想方法を探ってみた。彼によれば、日々の生活の中で

(しあわせにかんじるぽいんとをそのままことばにすればよいという。)

幸せに感じるポイントをそのまま言葉にすればよいという。

(たとえば、げんかんさきにさいているくさやはなのこと、ゆうぐれのそらがあかくなっていて)

例えば、玄関先に咲いている草や花のこと、夕暮れの空が赤くなっていて

(とてもきれいだったことなど、しかいにはいってくるできごとをぶんしょうにしてみよう。)

とてもきれいだったことなど、視界に入ってくる出来事を文章にしてみよう。

(かんけつにすうぎょうでまとめられれば、それがそのままかろやかでよみやすいあいさつの)

簡潔に数行でまとめられれば、それがそのまま軽やかで読みやすいあいさつの

(ぶんしょうになるのだ。てがみにせいかいはないが、きそをみにつけつつじぶんのきもちを)

文章になるのだ。手紙に正解はないが、基礎を身に付けつつ自分の気持ちを

(つたえることができるようになればよいこみゅにけーしょんつーるとなるだろう。)

伝えることができるようになれば良いコミュニケーションツールとなるだろう。

(じんるいはこだいからながきにわたってきんにあこがれてきた。それは、ゆたかさやうつくしさを)

人類は古代から長きにわたって金に憧れてきた。それは、豊かさや美しさを

(あらわしているだけでなく、けんりょくのしょうちょうとなることがあったからだ。)

表しているだけでなく、権力の象徴となることがあったからだ。

(さらには、げいじゅつせいにすぐれたさくひんがおおくうみだされたというりゆうもある。)

さらには、芸術性に優れた作品が多く生み出されたという理由もある。

(しぜんかいにそんざいするもののなかで、とくにかがやきかたがぬきんでている。)

自然界に存在するものの中で、特に輝き方が抜きんでている。

(1りっぽうせんちあたり20ぐらむじゃくでてつやどうにくらべてばいいじょうのみつどがあることから)

1立方センチあたり20グラム弱で鉄や銅に比べて倍以上の密度があることから

(やわらかくのびやすいざいしつであるため、さいくしやすいというとくちょうをもっている。)

柔らかく伸びやすい材質であるため、細工しやすいという特徴を持っている。

(ほかのざいしつとことなり、くうきにふれてもへんかすることがないので、)

他の材質と異なり、空気に触れても変化することがないので、

(いつまでもほんらいのうつくしいいろとこうたくをたもちつづけることができるという。)

いつまでも本来の美しい色と光沢を保ち続けることができるという。

(きんはゆうようなせいしつをもち、てつなどとくらべてふじゅんぶつをとりのぞきじゅんどを)

金は有用な性質を持ち、鉄などと比べて不純物を取り除き純度を

(たかめるひつようがないじょうたいでそんざいしているため、きげんぜんからにんげんがそうしんぐとして)

高める必要がない状態で存在しているため、紀元前から人間が装身具として

(もちいはじめていたことがかこのぶんけんからもわかっている。)

用い始めていたことが過去の文献からも分かっている。

(げんざいのるーまにあにあたるばしょでは、きんこうざんがはっけんされ、)

現在のルーマニアにあたる場所では、金鉱山が発見され、

(それまでとはひかくにならないくらいのりょうをさいしゅできたのだそうだ。)

それまでとは比較にならないくらいの量を採取できたのだそうだ。

(いっぽう、いたりあちゅうぶのえとるりあというくにではてつやあえんをおおくさんしゅつしたが、)

一方、イタリア中部のエトルリアという国では鉄や亜鉛を多く産出したが、

(きんはとれなかった。それにもかかわらず、このちいきからのしゅつどひんに)

金は取れなかった。それにもかかわらず、この地域からの出土品に

(みごとなさいくものやそうしんぐなどがはっけんされたことから、そのむかしにはんえいした)

見事な細工物や装身具などが発見されたことから、その昔に繁栄した

(くにだったことがうかがいしれる。けんきゅうしゃのなかにはこうぎょうやこうえき、)

国だったことがうかがい知れる。研究者の中には鉱業や交易、

(のうぎょうやしょうぎょうなどによって、とうじのちちゅうかいせかいのなかでもひじょうにゆたかだったと)

農業や商業などによって、当時の地中海世界の中でも非常に豊かだったと

(ひょうかするひともいる。しゅうきょうからぎじゅつにいたるひろいはんいでぎりしゃぶんかのえいきょうを)

評価する人もいる。宗教から技術に至る広い範囲でギリシャ文化の影響を

(うけたものの、きんぞくかこうにかんしては、たこくよりもはるかにはったつしていたと)

受けたものの、金属加工に関しては、他国よりもはるかに発達していたと

(かんがえてよいだろう。とくに、1みりていどにうすくのばしたせんをらせんじょうにして)

考えてよいだろう。特に、1ミリ程度に薄く伸ばした線をらせん状にして

(そうしんぐにしたてたり、ひょうめんにびさいなつぶをれんぞくしてつけることで)

装身具に仕立てたり、表面に微細な粒を連続して付けることで

(もようをえがいたりするほうほうはげんだいのわたしたちがみてもおどろかされるほどである。)

模様を描いたりする方法は現代のわたしたちが見ても驚かされるほどである。

(ひじょうにすぐれたくにだったとよそうされるえとるりあをほろぼして、はんとうぜんたいをしはいし、)

非常に優れた国だったと予想されるエトルリアを滅ぼして、半島全体を支配し、

(やがてちちゅうかいぜんいきをとうちしたのがろーまのひとびとである。もともとはしつじつごうけんを)

やがて地中海全域を統治したのがローマの人々である。もともとは質実剛健を

(むねとするみんぞくだったが、おうこくのごうせいなきゅうていぶんかにせっするようになり、)

旨とする民族だったが、王国の豪勢な宮廷文化に接するようになり、

(ぜいたくというかちかんをみにつけるようになる。きふじんたちはかみやみみなどをかざり)

ぜいたくという価値観を身に付けるようになる。貴婦人たちは髪や耳などを飾り

(くびをはじめうでやゆびにもそうしょくのわをまいた。わたしたちがめにすることが)

首をはじめ腕や指にも装飾の輪を巻いた。わたしたちが目にすることが

(できるのはこのじだいのものがおおく、いちどはきょうかしょなどでみたことがあるだろう。)

できるのはこの時代のものが多く、一度は教科書などで見たことがあるだろう。

(ひとびとにかたりつがれてきたしんわについてしらべてみよう。)

人々に語り継がれてきた神話について調べてみよう。

(ゆうめいなのは、みだすおうのはなしではないだろうか。)

有名なのは、ミダス王の話ではないだろうか。

(よんだりきいたりしたことがあるひともいるはずだ。)

読んだり聞いたりしたことがある人もいるはずだ。

(かれはぜんりょうなおこないをしたので、のぞむものをかみさまからあたえてもらえることになる。)

彼は善良な行いをしたので、望むものを神様から与えてもらえることになる。

(よくがふかいので、じぶんのからだにふれるすべてをおうごんにかえてほしいとおねがいをした。)

欲が深いので、自分の体に触れるすべてを黄金に変えてほしいとお願いをした。

(じっさいにそのとおりになったのはいいが、ぱんやみずまでかわってしまうため、)

実際にその通りになったのはいいが、パンや水まで変わってしまうため、

(いんしょくをすることができなくなってしまった。みずからのあやまちにきづいて、)

飲食をすることができなくなってしまった。自らの過ちに気付いて、

(さずかったちからをとりけしてほしいとさいどたのむというはなしである。)

授かった力を取り消してほしいと再度頼むという話である。

(これは、げんせにおけるとみをしょゆうすることのきけんときょえい、それにとらわれてしまう)

これは、現世における富を所有することの危険と虚栄、それにとらわれてしまう

(にんげんのよくぼうとあくとくをえがいており、びじゅつさくひんなどでもしゅだいでもちいられている。)

人間の欲望と悪徳を描いており、美術作品などでも主題で用いられている。

(このじんぶつは、しんわのせかいではんめんきょうしとしてのやくわりでとうじょうしているといっても)

この人物は、神話の世界で反面教師としての役割で登場しているといっても

(よいのではないか。きぼうとゆめ、ようぼうやもくひょうなどにもなるきんは、)

よいのではないか。希望と夢、要望や目標などにもなる金は、

(ゆたかさとけんりょくをもたらすが、つかいかたやにんげんしだいで)

豊かさと権力をもたらすが、使い方や人間次第で

(どのようにでもなるということがりかいできるえぴそーどである。)

どのようにでもなるということが理解できるエピソードである。

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