新古今集の良経すきすき

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プレイ回数710難易度(4.0) 90秒 長文 かな
『新古今集』を代表する一人、藤原良経の和歌のタイピングです。
歴史的仮名遣い、濁点ありです。
「問答」→「もんだふ」のように入力してください。
ただ、「ゑ」は「え」になってしまうようですのでご注意ください。

良経の『新古今和歌集』入集歌のうち、わたしが暗唱できるものを入力しています。最終的にはすべて入力できることをめざして随時追加予定です。

本文は角川ソフィア文庫『新古今和歌集』によっていますが、一部表記を改めたところがあります。
ほとんど自分用に作ったものですが、公開しておきます。

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問題文

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(さそはれぬひとのためとやのこりけむあすよりさきのはなのしらゆき)

誘はれぬ人のためとや残りけむ明日よりさきの花の白雪

(おくやまにひとりうきよはさとりにきつねなきいろをかぜにながめて)

奥山にひとりうき世はさとりにき常なき色を風にながめて

(あすよりはしがのはなぞのまれにだにたれかはとはむはるのふるさと)

明日よりは志賀の花園まれにだに誰かはとはむ春のふるさと

(きりぎりすなくやしもよのさむしろにころもかたしきひとりかもねむ)

きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしき一人かもねむ

(みよしのはやまもかすみてしらゆきのふりにしさとにはるはきにけり)

み吉野は山もかすみて白雪のふりにし里に春はきにけり

(そらはなほかすみもやらずかぜさえてゆきげにくもるはるのよのつき)

空はなほ霞みもやらず風さえてゆきげに曇る春の夜の月

(かへるかりいまはのこころありあけにつきとはなとのなこそをしけれ)

帰る雁今はの心有明に月と花との名こそ惜しけれ

(よしのやまはなのふるさとあとたえてむなしきえだにはるかぜぞふく)

吉野山花のふるさと跡たえてむなしき枝に春風ぞふく

(うちしめりあやめぞかをるほととぎすなくやさつきのあめのゆふぐれ)

うちしめりあやめぞかをるほととぎす鳴くや五月の雨の夕暮れ

(おしなべておもひしことのかずかずになほいろまさるあきのゆふぐれ)

おしなべて思ひしことの数々になほ色まさる秋の夕暮れ

(ものおもはでかかるつゆやはそでにおくながめてけりなうらめしのみや)

物思はでかかる露やは袖におくながめてけりな恨めしの身や

(みしあきをなににのこさむくさのはらひとつにかはるのべのけしきに)

みし秋を何に残さむ草の原ひとつにかはる野辺のけしきに

(つきぞすむたれかはここにきのくにやふきあげのちどりひとりなくなり)

月ぞすむ誰かはここにきのくにや吹上の千鳥ひとりなくなり

(みにそへるそのおもかげもきえななむゆめなりけりとわするばかりに)

身にそへるその面影もきえななむ夢なりけりと忘るばかりに

(いくよわれなみにしをれてきぶねがはそでにたまちるものおもふらむ)

幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散るもの思ふらむ

(ゆくすえはそらもひとつのむさしのにくさのはらよりいづるつきかげ)

行く末は空も一つの武蔵野に草の原より出づる月影

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