未成年

(ありのままのじぶんをみせることが)

ありのままの自分を見せることが

(できなかったじゅうだい)

できなかった十代

(いつもじぶんとたにんをくらべてた)

いつも自分と他人を比べてた

(ほんとはじぶんらしくありたい)

ほんとは自分らしくありたい

(でもいばしょがない)

でも居場所がない

(だからたにんとくらべた)

だから他人と比べた

(かつことだけがあいを)

勝つことだけが愛を

(てにいれるたったひとつの)

手に入れるたった一つの

(しゅだんだった)

手段だった

(ひとよりすぐれていないと)

人より優れていないと

(みとめてもらえない)

認めてもらえない

(ぎょうぎよくしてないと)

行儀よくしてないと

(おとなはうなずいてくれない)

大人は頷いてくれない

(あいてのかおいろをつねにうかがって)

相手の顔色を常に伺って

(うそのじぶんをつくる)

嘘の自分を作る

(しらぬまにつくりわらいだけが)

知らぬ間に作り笑いだけが

(じょうずになってた)

上手になってた

(そこでてにいれたのは)

そこで手に入れたのは

(からっぽのすかすかの)

空っぽのスカスカの

(いっしゅんのあんしんかんだけだった)

一瞬の安心感だけだった

(しあわせなふりをするのは)

幸せなふりをするのは

(もうやめにしよう)

もうやめにしよう

(こころのそこからおもいっきり)

心の底から思いっ切り

(わらいたいならそのまえに)

笑いたいなら　その前に

(ながすべきなみだがある)

流すべき涙がある

(あのころおれたちは)

あの頃　俺達は

(たったひとつのものさしで)

たった一つの物差しで

(じゅんばんにならべられてた)

順番に並べられてた

(わかってくれるおとなはいなかった)

分かってくれる大人はいなかった

(ありのままのおれたちを)

ありのままの俺たちを

(だれもみてはくれなかった)

誰も見てはくれなかった

(そうだろうおれのあいすべきともよ)

そうだろう　俺の愛すべき友よ

(きょうかしょのないようがりかいできても)

教科書の内容が理解できても

(むずかしいもんだいがとけても)

難しい問題が解けても

(なにかでいちばんになっても)

何かで一番になっても

(ひとのきもちを)

人の気持ちを

(わかろうとしなければにんげんはただ)

わかろうとしなければ人間はただ

(かなしいどうぶつになってしまう)

悲しい動物になってしまう

(きちんとふれあいのなかで)

きちんと触れ合いの中で

(ぶつかりあいのなかで)

ぶつかり合いの中で

(ひとのつめたさをしるんだ)

人の冷たさを知るんだ

(ぬくもりをかんじるんだ)

ぬくもりを感じるんだ

(そしてきづくんだ)

そして気付くんだ

(ありのままのじぶんで)

ありのままの自分で

(ひととふれあうすばらしさを)

人と触れ合う素晴らしさを

(ありのままのじぶんで)

ありのままの自分で

(ひととむきあうすばらしさを)

人と向き合う素晴らしさを

(ありのままのじぶんで)

ありのままの自分で

(ひとをあいするすばらしさを)

人を愛するすばらしさを