グロースターの仕立屋 8/13
教会の鐘が真夜中の12時を打つと、クリスマスの歌声が聞こえてきた
ピーター・ラビットのお話 15
ベアトリクス・ポター 作
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問題文
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(くりすますいぶとくりすますのあさまでのあいだに、)
クリスマス・イブとクリスマスの朝までのあいだに、
(すべてのどうぶつはくちをきくことができるのだと、ふるいおはなしはつたえている。)
すべての動物は口をきくことができるのだと、古いお話は伝えている。
((ただ、それをきくことができ、そのりゆうがわかるのは、)
(ただ、それを聞くことができ、その理由がわかるのは、
(ほんのすこしのひとたちだけなのだが))
ほんの少しの人たちだけなのだが)
(きょうかいのかねが、まよなかの12じをうったとき、)
教会の鐘が、真夜中の12時をうった時、
(まるでそのかねのこだまのように、かねにこたえるこえがした。)
まるでその鐘のこだまのように、鐘に応える声がした。
(しんぷきんはそれをきき、ゆきのなかにさまよいでた。)
シンプキンはそれを聞き、雪の中にさまよいでた。
(ぐろーすたーじゅうのふるいいえのやねや、きりづまから、)
グロースターじゅうの古い家の屋根や、切妻から、
(くりすますのうたをうたう、せんものよろこびのこえがきこえてきた。)
クリスマスの歌を歌う、千もの喜びの声が聞こえてきた。
(わたしがしっているぜんぶのうたと、)
わたしが知っている全部の歌と、
(わたしのしらない、たとえば、でぃっくうぃっちんとんがきいた)
わたしの知らない、たとえば、ディック・ウィッチントンがきいた
(かねのようなうたも、いくつか。)
鐘のような歌も、いくつか。
(なかでも、いちばんはやく、)
なかでも、いちばん早く、
(いちばんおおきくうたいだしたのは、おんどりだった。)
一番大きく歌いだしたのは、おんどりだった。
(「おくさんおきろ、ぱいをやけ!」)
「おくさん起きろ、パイを焼け!」
(「ああ、でてこいでてこい、いけのあひるよ。)
「ああ、出てこい出てこい、池のあひるよ。
(おれたちのぱいはどこにある?」としんぷきんはためいきをついた。)
おれたちのパイはどこにある?」とシンプキンはため息をついた。
(さて、やねうらべやには、あかりがつき、)
さて、屋根裏部屋には、明かりがつき、
(だんすのおとがし、ねこたちがあつまってきた。)
ダンスの音がし、猫たちが集まってきた。
(「やれ、ぎーこぎーこと、ねこがこきゅうひくか!)
「やれ、ギーコギーコと、猫が胡弓ひくか!
など
(おれをぬかして、ぐろーすたーじゅうのねこが、でかけていくわ」と、)
おれをぬかして、グロースター中の猫が、出かけていくわ」と、
(しんぷきんはいった。)
シンプキンはいった。