コイン・ランドリー・ブルース =柳ジョージ
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歌詞(問題文)
(まよなかのこいんらんどりー)
真夜中の コインランドリー
(つめたいあめがまどをたたいて)
冷たい雨が 窓を叩いて
(さいごのふくをあらいおわったら)
最後の服を 洗い終わったら
(このまちをでてゆこう)
この街を出てゆこう
(ねしずまったよふけのとおりに)
寝静まった 夜更けの通りに
(ここだけがあかりをつけてた)
ここだけが 明かりを点けてた
(おれたちふたりがはじめてあったよるも)
俺たち二人が 始めて逢った夜も
(まるでとうだいのひのように)
まるで灯台の灯(ひ)のように
(きたのくにでうまれたおまえは)
北の国で生まれたお前は
(ばすえのみじめなだんさー)
場末の惨めなダンサー
(ふたつになるこどもをひとにあずけたまま)
ふたつ(二歳)になる子供を人に預けたまま
(このまちではたちになった)
この街で二十歳になった
(おれといえばむかしのつまらないじけんを)
俺といえば 昔のつまらない事件を
(いまだにわすれられずに)
未だに忘れられずに
(にげるたびにうそをおぼえて)
逃げるたびに嘘を覚えて
(そのうそからまたにげてきた)
その嘘から また逃げて来た
(おれたちはただのさかなさ)
俺たちは ただの魚さ
(かわのながれまではかえられない)
河の流れまでは 変えられない
(ながれてゆくうみもまたひとつだけ)
流れてゆく 海もまたひとつだけ
(だからそのひだけがおれたちのすべて)
だから その日だけが俺たちのすべて
(どれくらいふたりではたらいたら)
どれくらい ふたりで働いたら
(しあわせがかえるのだろう)
幸せが買えるのだろう
(だかれるたびにあきらめたようにつぶやく)
抱かれるたびに諦めたように呟く
(おまえがいとおしい)
お前が愛おしい…
(おれたちはただのさかなさ)
俺たちは ただの魚さ
(かわのながれまではかえられない)
河の流れまでは 変えられない
(ながれつづけていきてゆけるなら)
流れつづけて 生きてゆけるなら
(おまえのいったしあわせもかえるだろう)
お前の言った幸せも買えるだろう
(まよなかのこいんらんどりー)
真夜中の コインランドリー
(つめたいあめがまどをたたいて)
冷たい雨が 窓を叩いて
(ぬれたこころかわかせたら)
濡れた心 乾かせたら
(このいやなまちでてゆこう)
この嫌な街 出てゆこう