第18章 裏切り

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問題文

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(あおかげだんのだんいんたちがみずうみをほういした。) 蒼影団の団員たちが湖を包囲した。 (そのかずはすうじゅうにん。) その数は数十人。 (にげばはない。) 逃げ場はない。 (だんちょうがまえへでる。) 団長が前へ出る。 (くろいかめんをつけていた。) 黒い仮面を付けていた。 (「ななつのかぎをわたせ」) 「七つの鍵を渡せ」 (とうどうはいっぽまえへでる。) 東堂は一歩前へ出る。 (「ことわる」) 「断る」 (だんちょうはわらった。) 団長は笑った。 (「そうか」) 「そうか」
(つぎのしゅんかんだった。) 次の瞬間だった。 (とうどうがとつぜんかいとからかぎをうばった。) 東堂が突然海斗から鍵を奪った。 (だれもはんのうできなかった。) 誰も反応できなかった。 (「とうどう!?」) 「東堂!?」 (れんがさけぶ。) 蓮が叫ぶ。 (みさきもしんじられないかおをしている。) 美咲も信じられない顔をしている。 (とうどうはななつのかぎをもったままあおかげだんへむかった。) 東堂は七つの鍵を持ったまま蒼影団へ向かった。 (かいとのあたまがまっしろになる。) 海斗の頭が真っ白になる。 (いままでみかただとおもっていた。) 今まで味方だと思っていた。 (なんどもたすけてもらった。) 何度も助けてもらった。
など
(だがとうどうはうらぎったのだ。) だが東堂は裏切ったのだ。 (だんちょうはまんぞくそうにわらう。) 団長は満足そうに笑う。 (「よくやった」) 「よくやった」 (かぎがすべてわたされる。) 鍵が全て渡される。 (あおかげだんはかんきした。) 蒼影団は歓喜した。 (しかしそのとき。) しかしその時。 (とうどうがちいさくつぶやく。) 東堂が小さくつぶやく。 (「さくせんどおりだ」) 「作戦通りだ」 (だんちょうのひょうじょうがかわる。) 団長の表情が変わる。 (とうどうはかぎをじめんへたたきつけた。) 東堂は鍵を地面へ叩き付けた。 (ななつのかぎがひかりはじめる。) 七つの鍵が光り始める。 (「なにを!」) 「何を!」 (だんちょうのさけびがひびく。) 団長の叫びが響く。 (とうどうはずっとあおかげだんへせんにゅうしていたのだった。) 東堂はずっと蒼影団へ潜入していたのだった。 (ほんとうのもくてきはないぶからそしすること。) 本当の目的は内部から阻止すること。 (かいとたちはようやくりかいする。) 海斗たちはようやく理解する。 (しかしじょうきょうはさらにあっかした。) しかし状況はさらに悪化した。 (かぎからはなたれたちからがぼうそうをはじめたのである。) 鍵から放たれた力が暴走を始めたのである。 (そらがさける。) 空が裂ける。 (だいちがゆれる。) 大地が揺れる。 (あおもりぜんいきにいへんがひろがっていった。) 青森全域に異変が広がっていった。
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