第12章 ねぶたの夜

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問題文

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(なつ。) 夏。 (あおもりしではねぶたまつりがかいさいされていた。) 青森市ではねぶた祭が開催されていた。 (きょだいなねぶたがよるのまちをすすむ。) 巨大なねぶたが夜の街を進む。 (たいこがひびく。) 太鼓が響く。 (ふえがなる。) 笛が鳴る。 (ちょうにんたちの「らっせらー!」というこえがまちなかにひびいていた。) 跳人たちの「ラッセラー!」という声が町中に響いていた。 (かいとたちもまつりをおとずれていた。) 海斗たちも祭りを訪れていた。 (もちろんかんこうだけがもくてきではない。) もちろん観光だけが目的ではない。 (あらたなちずがあらわれていたのだ。) 新たな地図が現れていたのだ。 (そのばしょはねぶたうんこうるーとのちゅうしんぶだった。) その場所はねぶた運行ルートの中心部だった。
(「ひとがおおすぎるだろ」) 「人が多すぎるだろ」 (れんがくしょうする。) 蓮が苦笑する。 (「むしろまぎれやすくていいかも」) 「むしろ紛れやすくていいかも」 (みさきがこたえた。) 美咲が答えた。 (さんにんはひとごみのなかをすすんだ。) 三人は人混みの中を進んだ。 (するといちきのねぶたがあおくかがやきはじめる。) すると一基のねぶたが青く輝き始める。 (ほかのひとたちはきづいていない。) 他の人たちは気付いていない。 (「まただ!」) 「まただ!」 (かいとははしった。) 海斗は走った。 (ねぶたのうしろへまわりこむ。) ねぶたの後ろへ回り込む。
など
(そこにはちいさなせきひがあった。) そこには小さな石碑があった。 (だがかいとがちかづいたしゅんかんだった。) だが海斗が近付いた瞬間だった。 (とつぜん、くろいろーぶをきたしゅうだんがあらわれた。) 突然、黒いローブを着た集団が現れた。 (じゅうにんいじょういる。) 十人以上いる。 (とうどうとはちがう。) 東堂とは違う。 (ふんいきがあきらかにきけんだった。) 雰囲気が明らかに危険だった。 (「かぎをわたせ」) 「鍵を渡せ」 (さいぜんれつのおとこがいった。) 最前列の男が言った。 (「だれだおまえら!」) 「誰だお前ら!」 (れんがさけぶ。) 蓮が叫ぶ。 (おとこはにやりとわらう。) 男はにやりと笑う。 (「われわれはあおかげだん」) 「我々は蒼影団」 (「あおきあかりをかいほうするものたちだ」) 「青き灯を解放する者たちだ」 (くうきがはりつめた。) 空気が張り詰めた。 (かいとはちょっかんした。) 海斗は直感した。 (このひとたちはてきだ。) この人たちは敵だ。 (ほんとうのてきがあらわれたのだ。) 本当の敵が現れたのだ。
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