【第115回 検定試験】準1級

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日本語ワープロ検定試験
第115回(平成30年7月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 もちもちの木 7345 7.8 94.0% 238.1 1868 119 36 2024/10/29
2 subaru 7235 7.6 94.4% 241.3 1854 108 36 2024/10/03
3 茶々 4990 B 5.3 93.9% 357.9 1908 122 36 2024/10/02
4 なり 4665 C++ 4.9 94.2% 376.4 1871 115 36 2024/09/23
5 ブリキ 4289 C+ 4.4 95.5% 414.3 1864 87 36 2024/10/07

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問題文

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(かっこいい、ようしがととのっただんせいのことをあらわすことばといえば、)

かっこいい、容姿が整った男性のことを表す言葉といえば、

(どんなものをおもいうかべますか。)

どんなものを思い浮かべますか。

(たとえばはんさむやいけめん、おとこまえといったところでしょうか。)

例えばハンサムやイケメン、男前といったところでしょうか。

(ほかに「にまいめ」といういいかたがあります。)

他に「二枚目」という言い方があります。

(これについて、なぜいちまいめではないのかとおもうひとはすくなくないはずです。)

これについて、なぜ一枚目ではないのかと思う人は少なくないはずです。

(にまいめというのは、えどじだいにうまれたことばのようです。)

二枚目というのは、江戸時代に生まれた言葉のようです。

(とうじ、かぶきのしばいごやにはしゅつえんするはいゆうたちのかんばんがかかげられていました。)

当時、歌舞伎の芝居小屋には出演する俳優たちの看板が掲げられていました。

(それはぜんぶではちまいめまであり、)

それは全部で八枚目まであり、

(じつりょくとにんきをかねそなえたやくしゃであるというしょうめいでもありました。)

実力と人気を兼ね備えた役者であるという証明でもありました。

(そして、そのじゅんばんによってそれぞれやくわりがきめられていたのです。)

そして、その順番によってそれぞれ役割が決められていたのです。

(いちまいめはしゅやく、にまいめはいろおとこといい、わかくうつくしいやくしゃのことをさしました。)

一枚目は主役、二枚目は色男といい、若く美しい役者のことを指しました。

(そのため、このやくどころのいめーじがていちゃくし、)

そのため、この役どころのイメージが定着し、

(げんだいでもかっこいいひとをさすことばとしてつかわれています。)

現代でもかっこいい人を指す言葉として使われています。

(ちなみに、さんまいめはいまでいうおわらいげいにんのようなたちいちで、)

ちなみに、三枚目は今でいうお笑い芸人のような立ち位置で、

(これをいろおとこのやくをかねそなえたやくしゃをにまいめはんとよびます。)

これを色男の役を兼ね備えた役者を二枚目半と呼びます。

(おなじようにかぶきからはせいしたとされることばに)

同じように歌舞伎から派生したとされる言葉に

(「おはこ」というものがあります。)

「十八番」というものがあります。

(ゆらいにはしょせつあるようですが、このせつがもっともゆうりょくなようです。)

由来には諸説あるようですが、この説が最も有力なようです。

(よみかたには「じゅうはちばん」と「おはこ」という2しゅるいがあります。)

読み方には「じゅうはちばん」と「おはこ」という2種類があります。

(どちらもいみはおなじでとくいとするげいやわざのことをいいます。)

どちらも意味は同じで得意とする芸や技のことをいいます。

など

(これもなぜいちばんではないのかとぎもんをもちます。)

これもなぜ一番ではないのかと疑問を持ちます。

(このふたつのよみかたのうち、)

この二つの読み方のうち、

(ぜんしゃはそのままよむことができますが、)

前者はそのまま読むことができますが、

(こうしゃはしらなければわからないでしょう。)

後者は知らなければ分からないでしょう。

(これにはあるかぶきのめいかが、せんぞだいだいのげいのなかから18しゅるいをせんていし、)

これにはある歌舞伎の名家が、先祖代々の芸の中から18種類を選定し、

(そのだいほんをはこにいれてほかんしていたことにゆらいしているというせつがあります。)

その台本を箱に入れて保管していたことに由来しているという説があります。

(また、とうじははこのなかみがほんものだとしょうめいするかんていしゃのしょめいを)

また、当時は箱の中身が本物だと証明する鑑定者の署名を

(「はこがき」とよんでいたことから、)

「箱書き」と呼んでいたことから、

(にんていされたげいとのいみで「おはこ」となったともいわれています。)

認定された芸との意味で「おはこ」となったともいわれています。

(よだんですが、かぶきからはせいしたというせつのほかにも、)

余談ですが、歌舞伎から派生したという説の他にも、

(あるほとけさまがしゅぎょうじだいに48しゅるいのちかいをたて、)

ある仏様が修行時代に48種類の誓いを立て、

(その18ばんめがほかとくらべてとくにすぐれていたことから、)

その18番目が他と比べて特に優れていたことから、

(とくいなことのだいめいしになったというせつがあるようです。)

得意なことの代名詞になったという説があるようです。

(いちばんのほうがしっくりくるとおもっていましたが、ゆらいをしると、)

一番の方がしっくりくると思っていましたが、由来を知ると、

(すとれーとにひょうげんするよりも)

ストレートに表現するよりも

(ことばのいみをつよくかんじるようになるのでふしぎです。)

言葉の意味を強く感じるようになるので不思議です。

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