行き着いたのは廃れて久しい

(いろのせかいになげだされ)

いろの　せかいに　なげだされ

(ここちよいかぜはだをなでる)

ここちよい　かぜ　はだを　なでる

(きょぞうのつばさひろげて)

きょぞうの　つばさ　ひろげて

(ちにおちました)

ちに　おちました

(また「だせよ」とせめる)

また　「だせよ」と　せめる

(たびをうながす)

たびを　うながす

(いいしれぬようなしょうどうは)

いいしれぬような　しょうどうは

(くゆるほのかなとうといじがを)

くゆる　ほのかな　とうとい　じがを

(むじひにけすんだ)

むじひに　けすんだ

(こうぼううすびきらりこもれび)

こうぼう　うすび　きらり　こもれび

(ここはかみよもきかぬまほろば)

ここは　かみよも　きかぬ　まほろば

(くらいもりにひとすじのひかりがさす)

くらい　もりに　ひとすじの　ひかりが　さす

(さんびにむせぶ)

さんびに　むせぶ

(しずくみなもゆらりみずうみ)

しずく　みなも　ゆらり　みずうみ

(のぞきこむわたしのめはどこに？)

のぞきこむ　わたしの　めは　どこに？

(「ないでかがみへきぎょくのそのにたてる」)

「ないで　かがみ　へきぎょくの　そのに　たてる」

(わたしのれいく)

わたしの　れいく

(どんぐりころころぼくのごはん)

どんぐり　ころころ　ぼくの　ごはん

(こんやのねどこはとりのふるす)

こんやの　ねどこは　とりの　ふるす

(あすもはれとねがって)

あすも　はれと　ねがって

(めをとじました)

めを　とじました

(またさかをころげる)

また　さかを　ころげる

(からすがねらう)

からすが　ねらう

(いいしれぬようなおぞましさ)

いいしれぬような　おぞましさ

(さぁ、かくれんぼやだ、みつかった)

さぁ、かくれんぼ　　　やだ、みつかった

(あかくくろくそめた)

あかく　くろく　そめた

(こうぼううすびきらりこもれび)

こうぼう　うすび　きらり　こもれび

(ここはかみよもきかぬまほろば)

ここは　かみよも　きかぬ　まほろば

(くらいもりにひとすじのひかりがさす)

くらい　もりに　ひとすじの　ひかりが　さす

(さんびにむせぶ)

さんびに　むせぶ

(しずくみなもゆらりみずうみ)

しずく　みなも　ゆらり　みずうみ

(のぞきこむわたしのめはどこに？)

のぞきこむ　わたしの　めは　どこに？

(「ないでかがみへきぎょくのそのにたてる」)

「ないで　かがみ　へきぎょくの　そのに　たてる」

(わたしのれいく)

わたしの　れいく

(こうぼううすびきらりこもれび)

こうぼう　うすび　きらり　こもれび

(ここはかみよもきかぬまほろば)

ここは　かみよも　きかぬ　まほろば

(くらいもりにひとすじのひかりがさす)

くらい　もりに　ひとすじの　ひかりが　さす

(さんびにむせぶ)

さんびに　むせぶ

(しずくみなもゆらりみずうみ)

しずく　みなも　ゆらり　みずうみ

(のぞきこむわたしのめはどこに？)

のぞきこむ　わたしの　めは　どこに？

(「ないでかがみへきぎょくのそのにたてる」)

「ないで　かがみ　へきぎょくの　そのに　たてる」

(わたしのれいく)

わたしの　れいく

(かためおさえたびをつづける)

かため　おさえ　たびを　つづける

(そしてやがていきついたさきは)

そして　やがて　いきついた　さきは

(すたれひさし)

すたれ　ひさし

(みたことないずいどうで)

みたことない　ずいどうで

(かえるがないた)

かえるが　ないた