銀河鉄道の夜 46
(渓谷と高原 1/3)
向こう岸もまた黒いいろの崖が、川の岸を下流に下るにしたがって、だんだん高くなって行くのでした。
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問題文
(そのとききしゃはだんだんかわからはなれて)
そのとき汽車はだんだん川からはなれて
(がけのうえをとおるようになりました。)
崖の上を通るようになりました。
(むこうぎしもまたくろいいろのがけが)
向こう岸もまた黒いいろの崖が
(かわのきしをかりゅうにくだるにしたがって、だんだんたかくなっていくのでした。)
川の岸を下流に下るにしたがって、だんだん高くなって行くのでした。
(そしてちらっとおおきなとうもろこしのきをみました。)
そしてちらっと大きなとうもろこしの木を見ました。
(そのははぐるぐるにちぢれ)
その葉はぐるぐるにちぢれ
(はのしたにはもううつくしいみどりいろのおおきなほうが)
葉の下にはもう美しい緑いろの大きな苞が
(あかいけをはいてしんじゅのようなみもちらっとみえたのでした。)
赤い毛を吐いて真珠のような実もちらっと見えたのでした。
(それはだんだんかずをふやしてきて、)
それはだんだん数を増やしてきて、
(もういまはれつのようにがけとせんろとのあいだにならび、)
もういまは列のように崖と線路との間にならび、
(おもわずじょばんにがまどからかおをひっこめて)
思わずジョバンニが窓から顔を引っこめて
(むこうがわのまどをみましたときは、)
向こう側の窓を見ましたときは、
(うつくしいそらののはらのちへいせんのはてまで、)
美しいそらの野原の地平線のはてまで、
(そのおおきなとうもろこしのきが)
その大きなとうもろこしの木が
(ほとんどいちめんにうえられてさやさやかぜにゆらぎ、)
ほとんどいちめんに植えられてさやさや風にゆらぎ、
(そのりっぱなちぢれたはのさきからは)
そのりっぱなちぢれた葉のさきからは
(まるでひるのあいだにいっぱいにっこうをすったこんごうせきのように、)
まるでひるの間にいっぱい日光を吸った金剛石のように、
(つゆがいっぱいについて)
露がいっぱいについて
(あかやみどりやきらきらもえてひかっているのでした。)
赤や緑やきらきら燃えて光っているのでした。
(かむぱねるらが、)
カムパネルラが、
(「あれとうもろこしだねえ。」)
「あれとうもろこしだねえ。」
(とじょばんににいいましたけれども)
とジョバンニにいいましたけれども
(じょばんにはどうしてもきもちがなおりませんでしたから、)
ジョバンニはどうしても気持ちがなおりませんでしたから、
(ただぶっきらぼうにのはらをみたまま、)
ただぶっきらぼうに野原をみたまま、
(「そうだろう。」)
「そうだろう。」
(とこたえました。)
と答えました。