忘れないで/あんでぃ

(だれもいないこのみち)

誰もいないこの道

(ひとりぼっちであるいてる)

ひとりぼっちで歩いてる

(みなれないふうけいに)

見慣れない風景に

(なぜだかあんしんをして)

なぜだか安心をして

(まがりくねったみちは)

曲がりくねった道は

(どこかさびついているよう)

どこか錆び付いているよう

(なまあたたかいくうき)

生暖かい空気

(いざなうのはどこですか)

誘うのはどこですか

(かすんでゆくおもい)

霞んでゆく思い

(わすれないでください)

忘れないでください

(そのひとみにうつるのは)

その瞳に映るのは

(ぐんじょういろでした)

群青色でした

(あのけしきをみたら)

あの景色をみたら

(たちどまってください)

立ち止まってください

(きままにのらりくらり)

気ままにのらりくらり

(みしらぬふりせず)

見知らぬ振りせず

(しょうめんにはしゃれこうべ)

正面にはしゃれこうべ

(みちなかばでもめはみせず)

道半ばでも目は見せず

(ひたひたとつづってく)

ひたひたと綴ってく

(やじるしはあまのじゃくで)

矢印はあまのじゃくで

(きかねただいやたちは)

気兼ねたダイヤ達は

(しせんのさきけんもほろろ)

視線の先けんもほろろ

(ひとりであるいてみる)

一人で歩いてみる

(なるようになるのでしょう)

なるようになるのでしょう

(ときぐすりをのんで)

時薬を飲んで

(わすれてみてください)

忘れてみてください

(かじかむそら、とおりあめ)

悴む空、通り雨

(ことづてはかるく)

言伝は軽く

(いみなんてないけど)

意味なんてないけど

(きかないでください)

聞かないでください

(やまぶきいろ、つづらおり)

山吹色、九十九折り

(あざわらっていた)

嘲笑っていた

(かすんでゆくおもい)

霞んでゆく思い

(わすれないでください)

忘れないでください

(そのひとみにうつるのは)

その瞳に映るのは

(ぐんじょういろでした)

群青色でした

(あのけしきをみたら)

あの景色を見たら

(たちどまってください)

立ち止まってください

(きままにのらりくらり)

気ままにのらりくらり

(みしらぬふりせず)

見知らぬ振りせず