salvator noster
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歌詞(問題文)
(あくむのようなせかいに)
悪夢のような世界に
(くなんみちるせかいに)
苦難満ちる世界に
(さすひとすじのひかりよそはしんせい)
射す一筋の光よ そは神聖
(まちのぞまれたねっきょう)
待ち望まれた熱狂
(せかいをただすげんきょう)
世界を正す元凶
(すくいのこえをあげればそはぎんせい)
救いの聲を上げれば そは吟声
(けものでなくわれらはいのりしんじるもの)
獣でなく 我らは 祈り信じるもの
(あゆむみちもかくてらされよう)
歩む道も かく照らされよう
(このちからよわれらはいのりささえるもの)
この力よ 我らは 祈り支えるもの
(ねがえよたましいのかいほうを)
願えよ 魂の解放を
(そのくびかけられたくびきをはずすことこそ)
-その頸かけられた 軛をはずすことこそ
(ねがったはずでなおそのりょうてはなにをささぐ)
願った筈で猶 その両手は何を捧ぐ
(くくられたたましいやすまることなきこころ)
括られた魂 休まることなき心
(それでもねがうのはしはいからのだっきゃくなのか)
それでも願うのは 支配からの『脱却』なのか
(ああ)
ああ
(こころふるえるりつどう)
心震える律動
(そしてたたえるりきどう)
そして讃える力動
(ざしてうまれるくうどう)
坐して埋まれる空洞
(すくってすくって)
救って 巣食って
(そのひかりに)
その光芒に
(いどらのかげをみやれば)
"理想"の神影を見やれば
(かけたそのきしかいせい)
賭けたその起死回生
(たかくつらなるかいせい)
高く連なる諧声
(そしていまこそきゅうせい)
そして今こそ救世
(うたってうたって)
詠って 謳って
(そのいのりはなにをよんだのだろうか。)
その祈りは何を喚んだのだろうか-。
(ただどうぐとしてさえ)
ただ<<道具>>としてさえ
(いかにふるわるるべきか)
いかにふるわるるべきか……
(ああなににくらわれてかてとなるべき)
ああ何に喰らわれて糧となるべき
(えさでありながらえらばらるるものか)
<<餌>>でありながら選ばらるるものか……
(よくのみちるままに)
欲の満ちるままに
(それはなにのどれいとしてか)
それは何の<<奴隷>>としてか……
(われらがかみよいどらのかみよ)
我らが神よ "理想"の神よ
(われらがそざいなれば)
我らが<<素材>>なれば
(かくあるべしとめいじられたし)
かくあるべしと 命じられたし……
(みずからそのくびにくびきをおうものたちよ)
-自らその頸に 軛を負う者たちよ
(うまれながらにもつそのじゆうこそおもたいか)
生まれながらに持つ その自由こそ重たいか
(それならそのねがいひとがしんにのぞむことは)
それならその願い 人が真に望むことは
(こころをてばなしてけもののみちをいくことか)
心を手放して 畜生道を逝くことか
(さあかくはかつてのれいちょう)
さあかくは嘗ての霊長
(とうはかなえのけいちょう)
問うは鼎の軽重
(おのれふりさくげきじょう)
己降りさく激情
(ほおってほおって)
放って 祝って
(あがめたぐうぞうにせかいをゆだねて)
崇めた偶像に世界を委ねて
(のぞむむげんのこうけい)
臨む夢幻の光景
(がんぜんにむげんのしょうけい)
眼前に無限の憧憬
(これがむげんのぞうけい)
これが夢現の造形
(あがってあがって)
昂って 崇って
(それはえいえんなるひごのてのなかで。)
それは永遠なる庇護の手の中で-。
(ゆれるしはいしゃのかげ)
揺れる支配者の影
(かわるもののさきがけ)
変わるものの先駆け
(そしていのりをささげ)
そして祈りを奉げ
(つづれつづれ)
褸れ 綴れ
(いかにあるじのくびがかわったとしても)
如何に主の首が変わったとしても
(いつかそのてをかざそう)
いつかその手を翳そう
(えらるはずなきくうそう)
得らるはずなき空想
(はるかじょうどのげんそう)
遙か浄土の幻想
(ふれてふれて)
触れて 振れて
(おのれのうちにいどらのこえをきいて。)
己のうちに支配者の聲を聞いて-。