堕天國宣戦

(とどまるものおろかなりし)

留まる者　愚かなりし

(はらりひらりゆびにふれたくろいつばさのひとひら)

はらりひらり指に触れた　黒い翼の　一片

(きみがひとつのものがたりならまだいくらでもかきかえられる)

君がひとつの物語なら　まだいくらでも書き換えられる

(ちのいんくはかわかない)

血のインクは乾かない

(だれもしらないほんとうのぼくら)

誰も知らない　本当の僕ら

(あれたせかいかえるのは)

荒れた世界　変えるのは

(おいもとめたのはちっぽけなこうふくなんかじゃない)

追い求めたのは　ちっぽけな幸福なんかじゃない

(たたかえとどろくこどうをあいずに)

戦え　轟く鼓動を合図に

(いのまますすめばゆくさきはてない)

意のまま進めば　行く先　果てない

(あらがえのたうちいくどとやぶれど)

抗え　のたうち幾度と破れど

(きざもうまとったきずあとにゆめを)

刻もう　纏った傷跡に夢を

(うもれそうなきょうのきおくつなげるためにあしたへ)

埋もれそうな今日の記憶　繋げるために　明日へ

(ぼくらはかみのつくりたもうた)

僕らは神の造り賜うた

(しっぱいさくのただうつくしいよわさをだくにんぎょうか)

失敗作のただ美しい　弱さを抱く人形か

(だけどこころはてんもならくもこえてむねにたどりつく)

だけど心は天も奈落も　超えて胸に　たどり着く

(みちたりるのはいつかめをとざすときだけでいい)

満ち足りるのは　いつか目を閉ざす時だけでいい

(たたかえまじわるさけびはせんせい)

戦え　交わる叫びは宣誓

(あわせるちからはあいよりとうとい)

合わせる力は　愛より尊い

(うばわんさいごのとどめをさすけん)

奪わん　最後の止めを刺す剣

(かかげようすべてをつきぬくきっさき)

掲げよう　すべてを突き抜く切尖(きっさき)

(そこにつどいみちるひかりはぐくまれゆくきぼうを)

そこに集い充ちる光　育まれゆく　希望を

(さとらんとどろくこどうがおしえる)

悟らん　轟く鼓動が教える

(いきるということいのちというもの)

生きるということ　命というもの

(たたかえのたうちいくどとやぶれど)

闘え　のたうち幾度と破れど

(しんじてみちなるおのれのつよさを)

信じて　未知なる己の強さを

(きざもうまとったきずあとにゆめを！)

刻もう　纏った傷跡に夢を！

(まもらんさいごのとどめをさすけん)

護らん　最後の止めを刺す剣

(うばわんさいごにこのてがもつもの)

奪わん　最後にこの手が持つもの

(かかげようすべてをつきぬくきっさき)

掲げよう　すべてを突き抜く切尖(きっさき)

(そしてつどいみちるひかりからだにあびて)

そして集い充ちる光　身体に浴びて

(はらりひらりゆびはやがてしろいつばさのひとひら)

はらりひらり指はやがて　白い翼の　一片

(おとなうものしずかなりし)

訪なうもの　静かなりし