「こころ」1ー1 夏目漱石

1~58まであるので、是非ゆっくりと楽しんで下さい。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | きりん | 6798 | S++ | 7.0 | 96.4% | 291.7 | 2058 | 75 | 33 | 2025/03/18 |
2 | Ryo-G | 6599 | S+ | 7.0 | 93.8% | 290.8 | 2053 | 134 | 33 | 2025/03/01 |
3 | 饅頭餅美 | 5518 | A | 5.7 | 95.9% | 358.8 | 2068 | 88 | 33 | 2025/02/19 |
4 | おにぎり | 5095 | B+ | 5.1 | 98.7% | 397.6 | 2053 | 27 | 33 | 2025/02/08 |
5 | あおちゃん | 2204 | F+ | 2.2 | 96.5% | 921.2 | 2106 | 75 | 33 | 2025/02/23 |
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問題文
(せんせいとわたくし)
先生と私
(わたくしはそのひとをつねにせんせいとよんでいた。だからここでもただせんせいとかくだけで)
私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで
(ほんみょうはうちあけない。これはせけんをはばかるえんりょというよりも、)
本名は打ち明けない。これは世間を憚る遠慮というよりも、
(そのほうがわたくしにとってしぜんだからである。わたくしはそのひとのきおくをよびおこすごとに、)
その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起こすごとに、
(すぐ「せんせい」といいたくなる。ふでをとってもこころもちはおなじことである。)
すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じことである。
(よそよそしいかしらもじなどはとてもつかうきにならない。)
よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。
(わたくしがせんせいとしりあいになったのはかまくらである。)
私が先生と知り合いになったのは鎌倉である。
(そのときわたくしはまだわかわかしいしょせいであった。)
その時私はまだ若々しい書生であった。
(しょちゅうきゅうかをりようしてかいすいよくにいったともだちからぜひこいというはがきを)
暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書を
(うけとったので、わたくしはたしょうのかねをくめんして、でかけることにした。)
受け取ったので、私は多少の金を工面して、出掛ける事にした。
(わたくしはかねのくめんにに、さんにちをついやした。)
私は金の工面に二、三日を費やした。
(ところがわたくしがかまくらについてみっかとたたないうちに、)
ところが私が鎌倉に着いて三日と経たないうちに、
(わたくしをよびよせたともだちは、きゅうにくにもとからかえれというでんぽうをうけとった。)
私を呼び寄せた友達は、急に国元から帰れという電報を受け取った。
(でんぽうにはははがびょうきだからとことわってあったけれどもともだちはそれをしんじなかった。)
電報には母が病気だからと断ってあったけれども友達はそれを信じなかった。
(ともだちはかねてからくにもとにいるおやたちにすすまないけっこんをしいられていた。)
友達はかねてから国元にいる親たちに勧まない結婚を強いられていた。
(かれはげんだいのしゅうかんからいうとけっこんするにはあまりとしがわかすぎた。)
彼は現代の習慣からいうと結婚するにはあまり年が若過ぎた。
(それにかんじんのとうにんがきにいらなかった。)
それに肝心の当人が気に入らなかった。
(それでなつやすみにとうぜんかえるべきところを、わざとさけてとうきょうのちかくで)
それで夏休みに当然帰るべきところを、わざと避けて東京の近くで
(あそんでいたのである。かれはでんぽうをわたくしにみせてどうしようとそうだんをした。)
遊んでいたのである。彼は電報を私に見せてどうしようと相談をした。
(わたくしにはどうしていいかわからなかった。)
私にはどうしていいか分からなかった。
(けれどもじっさいかれのははがびょうきであるとすればかれはもとよりかえるべきはずであった。)
けれども実際彼の母が病気であるとすれば彼は固より帰るべきはずであった。
(それでかれはとうとうかえることになった。せっかくきたわたくしはひとりとりのこされた。)
それで彼はとうとう帰る事になった。せっかく来た私は一人取り残された。
(がっこうのじゅぎょうがはじまるにはまだだいぶひかずがあるのでかまくらにおってもよし、)
学校の授業が始まるにはまだ大分日数があるので鎌倉におってもよし、
(かえってもよいというきょうぐうにいたわたくしは、とうぶんもとのやどにとまるかくごをした。)
帰ってもよいという境遇にいた私は、当分元の宿に留まる覚悟をした。
(ともだちはちゅうごくのあるしさんかのむすこでかねにふじゆうのないおとこであったけれども、)
友達は中国のある資産家の息子で金に不自由のない男であったけれども、
(がっこうががっこうなのととしがとしなので、せいかつのていどはわたくしとそうかわりもしなかった。)
学校が学校なのと年が年なので、生活の程度は私とそう変りもしなかった。
(したがってひとりぼっちになったわたくしはべつにかっこうなやどをさがすめんどうも)
したがって一人ぼっちになった私は別に恰好な宿を探す面倒も
(もたなかったのである。)
もたなかったのである。
(やどはかまくらでもへんぴなほうがくにあった。たまつきだのあいすくりーむだのという)
宿は鎌倉でも辺鄙な方角にあった。玉突きだのアイスクリームだのという
(はいからなものにはながいなわてをひとつこさなければてがとどかなかった。)
ハイカラなものには長い畷を一つ越さなければ手が届かなかった。
(くるまでいってもにじゅっせんはとられた。けれどもこじんのべっそうはそこここに)
車で行ってもニ十銭は取られた。けれども個人の別荘はそこここに
(いくつでもたてられていた。)
いくつでも建てられていた。
(それにうみへはごくちかいのでかいすいよくをやるにはしごくべんりなちいをしめていた。)
それに海へはごく近いので海水浴をやるには至極便利な地位を占めていた。