星の王子さま 6

背景
投稿者投稿者深瀬もなかいいね0お気に入り登録
プレイ回数211難易度(4.0) 947打 長文
星の王子さま 河野万里子訳
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 おもち 6502 S+ 6.7 96.4% 140.4 948 35 22 2024/11/24
2 もっちゃん先生 4570 C++ 4.7 95.7% 198.0 947 42 22 2024/12/01

関連タイピング

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示

(ああ!ちいさなおうじさま、)

ああ!小さな王子さま、

(こうしてぼくは、ささやかでせつないきみのじんせいを、 すこしずつりかいしていった。)

こうして僕は、ささやかでせつないきみの人生を、 少しずつ理解していった。

(きみにはながいあいだ、 やさしさにみちたゆうぐれどきのけしきしか)

きみには長いあいだ、 やさしさに満ちた夕暮れどきの景色しか

(こころをなぐさめてくれるものがなかったことも。)

心をなぐさめてくれるものがなかったことも。

(このあたらしいはなしを、ぼくはよっかめのあさ、 きみがこういったときにしった。)

この新しい話を、僕は四日目の朝、 きみがこう言ったときに知った。

(「ぼく、ゆうひがだいすきなの。みにいこうよ、ゆうひを・・・・・・」)

「ぼく、夕陽が大好きなの。見に行こうよ、夕陽を……」

(「でもまたなくちゃ・・・・・・」)

「でも待たなくちゃ……」

(「まつって、なにを?」)

「待つって、なにを?」

(「ひがしずむのを」)

「陽が沈むのを」

(さいしょきみは、びっくりしたようなかおになった。)

最初きみは、びっくりしたような顔になった。

(でもすぐにわらいだして、こういった。)

でもすぐに笑いだして、こう言った。

(「じぶんのほしにいるつもりになってた!」)

「自分の星にいるつもりになってた!」

(そうだね。)

そうだね。

(あめりかでしょうごのとき、ふらんすでは、)

アメリカで正午のとき、フランスでは、

(みんなもしってのとおり、ひがしずんでいくわけだ。)

みんなも知ってのとおり、日が沈んでいくわけだ。

(だからもしいっぷんでふらんすまでいけるなら、 それでゆうひがみられる、)

だからもし一分でフランスまで行けるなら、 それで夕陽が見られる、

(でもざんねんながら、 ふらんすはもっとずっととおいところにある。)

でも残念ながら、 フランスはもっとずっと遠いところにある。

(ところがきみのちいさなほしでは、 ほんのなんほかいすをうごかせばいいだけだった。)

ところがきみの小さな星では、 ほんの何歩かいすを動かせばいいだけだった。

(そうすれば、 みたいときにいつでもゆうぐれのこうけいがみられる・・・・・・)

そうすれば、 見たいときにいつでも夕暮れの光景が見られる……

(「ねえ・・・・・・かなしくてたまらないときは、 ゆうひがみたくなるよね・・・・・・」)

「ねえ……悲しくてたまらないときは、 夕陽が見たくなるよね……」

など

(「じゃあよんじゅうよんかいみたひは、 きみはかなしくてたまらなかったの?」)

「じゃあ四十四回見た日は、 きみは悲しくてたまらなかったの?」

(おうじさまは、こたえなかった。)

王子さまは、答えなかった。

問題文を全て表示 一部のみ表示 誤字・脱字等の報告

深瀬もなかのタイピング

オススメの新着タイピング

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード