ごめんね ごめんね

(あばらぼねをあけてわたしのすーぷをのむの)

肋骨を開けて私のスープを飲むの

(いからちょくせつくちづけで)

胃から直接口づけで

(わたしななにのあじもしないとおもうけど)

私な何の味もしないと思うけど

(ぱぱによろこんでもらえるなら)

パパに喜んでもらえるなら

(きいろいしぼうをすとろーですって)

黄色い脂肪をストローで吸って

(おしっこもそのままさしてすって)

おしっこもそのまま刺して吸って

(うんちもそのままつめてきってやいて)

うんちもそのまま詰めて切って焼いて

(ぱぱのためにからだがくずれていくけど)

パパのために体が崩れていくけど

(ごめんねやっぱりよくないきがするの)

ごめんね　やっぱりよくない気がするの

(しらないおにいさんがおしえてくれた)

知らないお兄さんが教えてくれた

(ああくずれたわたしのからだはかわいそうだって)

ああ　崩れた私の体は可哀想だって

(やさしくてをひくの)

優しく手を引くの

(ごめんねごめんねわたしきっとだめなこだから)

ごめんね　ごめんね　私きっとダメな子だから

(ゆるしてゆるしてかわいそうなわたしを)

許して　許して　かわいそうな私を

(ごめんねさよならぱぱからにげるのはわるいこ)

ごめんね　さよなら　パパから逃げるのは悪い子

(ごめんねゆるしてぱぱじゃないひとをすきになるわたしを)

ごめんね　許して　パパじゃない人を好きになる私を

(おにいさんはようすいをごくごくのんだり)

お兄さんは羊水をごくごく飲んだり

(かたいおはらをわってなかみをさわったり)

固いお腹を割って中身を触ったり

(たべたりしないでそっとしてくれる)

食べたりしないでそっとしてくれる

(くずれたわたしはみにくくてだめだって)

崩れた私は醜くてダメだって

(ごめんねそれじゃいけないきがするの)

ごめんね　それじゃいけない気がするの

(おにいさんはきっとわたしがきらいなの)

お兄さんはきっと私が嫌いなの

(ああくずれたわたしのからだはきもちわるいって)

ああ　崩れた私の体は気持ち悪いって

(とじこめられておわり)

閉じ込められておわり

(ごめんねごめんねわたしきっとだめなこだから)

ごめんね　ごめんね　私きっとダメな子だから

(ゆるしてゆるしてさびしがりなわたしを)

許して　許して　寂しがりな私を

(ごめんねさよならぱぱのところにもどるわるいこ)

ごめんね　さよなら　パパのところに戻る悪い子

(ごめんねゆるしてひどいぱぱしかすきになれないわたしを)

ごめんね　許して　ひどいパパしか好きになれない私を

(かえるとぱぱはたくさんのひとといっしょで)

帰るとパパはたくさんの人と一緒で

(わたしがもどってくるってしんじてたっていったの)

私が戻ってくるって信じてたって言ったの

(くずれたわたしをさいごまでたべつくしたい)

崩れた私を最後まで食べつくしたい

(そういってくれたの)

そう言ってくれたの

(ごめんねごめんねわたしきっとだめなこだから)

ごめんね　ごめんね　私きっとダメな子だから

(ゆるしてゆるしてかわいそうなわたしを)

許して　許して　かわいそうな私を

(ごめんねおいしいそれはあたたかいはーとのあじ)

ごめんね　おいしい？　それは温かいハートの味

(ごめんねいたいけどみたされたしんぞうを)

ごめんね　いたいけど　満たされた心臓を

(ごめんねごめんねわたしきっとだめなこだから)

ごめんね　ごめんね　私きっとダメな子だから

(ゆるしてゆるしてさびしがりなわたしを)

許して　許して　寂しがりな私を

(ごめんねいたいけどおいしそうにたべてくれるだけで)

ごめんね　痛いけど　おいしそうに食べてくれるだけで

(うれしいさよならはーとじゃないところはみんなたべて)

嬉しい　さよなら　ハートじゃないところはみんな食べて