オオカミ王ロボ 10
シートン動物記
アーネスト・トムソン・シートン作
偕成社文庫
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問題文
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(あるとしとったわなしのはなしからおもいついて、わたしはまず、)
ある年とった罠師の話から思いついて、私はまず、
(ちーずところしたばかりのわかいめうしのじんぞうのあぶらをよくまぜた。)
チーズと殺したばかりの若い牝牛の腎臓のあぶらをよく混ぜた。
(せともののはちでにてまぜるのだが、)
瀬戸物の鉢で煮て混ぜるのだが、
(きるときも、きんぞくのにおいをさけるためにほねのないふをつかった。)
切るときも、金属の匂いを避けるために骨のナイフを使った。
(まぜものがひえてかたまったところで、いくつかにわけ、)
混ぜものが冷えて固まったところで、いくつかに分け、
(ひとつひとつのかたまりに、あなをあける。)
一つ一つの塊に、穴を開ける。
(このあなに、すとりきにーねとしあんかぶつをたっぷりいれるのだが、)
この穴に、ストリキニーネとシアン化物をたっぷり入れるのだが、
(このどくやくのほうもかぷせるにいれて、ぜったいにおいがもれないようにしてある。)
この毒薬のほうもカプセルに入れて、絶対匂いがもれないようにしてある。
(こうしておいてから、さいごにちーずであなをうめた。)
こうしておいてから、最後にチーズで穴を埋めた。
(これだけのことをするあいだ、わたしはてぶくろをはめ、)
これだけのことをする間、私は手袋をはめ、
(しかもそれをめうしのいきちにひたしておいて、しごとをすすめたのである。)
しかもそれを牝牛の生血にひたしておいて、仕事を進めたのである。
(じぶんのいきさえかからないようにきをつけた。)
自分の息さえかからないように気をつけた。
(ぜんぶがすむと、まずこのできあがったえさを、)
全部がすむと、まずこの出来上がったエサを、
(ちをぬりたくったなまがわのふくろにいれた。)
血を塗りたくった生皮の袋に入れた。
(それからうまにのり、つなのはしにうしのかんぞうとじんぞうをつけたものを、)
それから馬に乗り、綱の端に牛の肝臓と腎臓をつけたものを、
(じめんにひきずってあるいた。)
地面に引きずって歩いた。
(こうしてやくじゅうろっきろほどまわるうち、)
こうして約十六キロほどまわるうち、
(し、ごひゃくめーとるごとに、えさをおとしていったわけだが、)
四、五百メートルごとに、エサを落としていったわけだが、
(おとすときにもぜったい、どのひとつにもてをふれないように、よくよくちゅういした。)
落とす時にも絶対、どの一つにも手を触れないように、よくよく注意した。
(ろぼはだいたいしゅうのはじめごろ、このあたりへやってきて、)
ロボはだいたい週の初め頃、このあたりへやってきて、
など
(まいしゅうおわりごろは、しえらぐらんでのふもとですごすようだった。)
毎週終わり頃は、シエラグランデの麓ですごすようだった。
(そのひはちょうどげつようびあたり、よるになってねようとおもったころ、)
その日はちょうど月曜日あたり、夜になって寝ようと思った頃、
(おおかみのひくい、ふといこえがきこえた。)
オオカミの低い、太い声がきこえた。
(そのこえをきいて、かうぼーいのひとりが、ぽつりといった。)
その声を聞いて、カウボーイのひとりが、ポツリと言った。
(「ほら、おいでなすった・・・どうなるかな。」)
「ほら、おいでなすった・・・どうなるかな。」