【童話】人魚姫
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問題文
(あるうみのそこに、にんぎょのおひめさまがいました。)
ある海の底に、人魚のお姫様がいました。
(きょうはにんぎょひめの15さいのたんじょうび。)
今日は人魚姫の15歳の誕生日。
(おとうさまから、うみのうえのせかいにでていいというおゆるしがでました。)
お父様から、海の上の世界に出ていいというお許しが出ました。
(にんぎょひめはわくわくしながら、うみのなかからかおをだしました。)
人魚姫はワクワクしながら、海の中から顔を出しました。
(すると、おおきなふねがみえました。)
すると、大きな船が見えました。
(ふねのうえでは、おうじさまのたんじょうぱーてぃーがひらかれていました。)
船の上では、王子様の誕生パーティーが開かれていました。
(「まあ、なんてきれいなおうじさま」)
「まあ、なんてきれいな王子様」
(にんぎょひめは、ひとめでおうじさまをすきになってしまいました。)
人魚姫は、一目で王子様を好きになってしまいました。
(そのとき、きゅうにあらしがおきて、おうじさまのふねがしずんでしまいました。)
その時、急に嵐が起きて、王子様の船が沈んでしまいました。
(にんぎょひめはおうじさまをたすけて、はまべにねかせました。)
人魚姫は王子様を助けて、浜辺に寝かせました。
(にんぎょひめはうみのそこにかえっても、おうじさまにあいたくてたまりませんでした。)
人魚姫は海の底に帰っても、王子様に会いたくてたまりませんでした。
(そこで、うみのまじょのところへいって、にんげんのようなあしがほしいとたのみました。)
そこで、海の魔女の所へ行って、人間のような足が欲しいと頼みました。
(「いいとも、しっぽがあしになるくすりをあげよう。)
「いいとも、尻尾が足になる薬をあげよう。
(でも、かわりにおまえのきれいなこえをもらうよ。)
でも、代わりにお前の綺麗な声をもらうよ。
(それに、おうじさまがほかのおんなのひとをすきになれば、)
それに、王子様が他の女の人を好きになれば、
(おまえはうみのあわになってしまう。それでもいいかい?」)
お前は海の泡になってしまう。それでもいいかい?」
(「いいわ」)
「いいわ」
(にんぎょひめのしっぽはちいさくてかわいいあしになりました。)
人魚姫の尻尾は小さくて可愛い足になりました。
(にんぎょひめは、じきにおうじさまとなかよくなりました。)
人魚姫は、じきに王子様と仲良くなりました。
(ところがあるひ、おうじさまがいいました。)
ところがある日、王子様が言いました。
(「ぼくは、あらしのひにぼくのいのちをすくってくれたむすめともうすぐけっこんするんだよ。)
「僕は、嵐の日に僕の命を救ってくれた娘ともうすぐ結婚するんだよ。
(よろこんでくれるね」)
喜んでくれるね」
(おうじさまは、にんぎょひめとそのむすめをまちがえているのです。)
王子さまは、人魚姫とその娘を間違えているのです。
(でも、にんぎょひめははなすことができません。)
でも、人魚姫は話すことができません。
(にんぎょひめのむねは、はりさけそうでした。)
人魚姫の胸は、張り裂けそうでした。
(それでも、けっこんしきのひに、にんぎょひめはおうじさまとはなよめのために、)
それでも、結婚式の日に、人魚姫は王子様と花嫁のために、
(うつくしくおどってみせました。)
美しく踊って見せました。
(よるになって、うみからにんぎょひめにないふをわたしていいました。)
夜になって、海から人魚姫にナイフを渡して言いました。
(「たいようがのぼるまでに、ないふでおうじさまのむねをさすのよ。)
「太陽が昇るまでに、ナイフで王子様の胸を刺すのよ。
(そうしたらもとのにんぎょにもどれるわ」)
そうしたら元の人魚に戻れるわ」
(にんぎょひめはおうじさまのべっどのそばまでいきました。)
人魚姫は王子様のベッドのそばまで行きました。
(おうじさまははなよめといっしょにしあわせそうにねむっていました。)
王子様は花嫁と一緒に幸せそうに眠っていました。
(にんぎょひめはないふをすてて、うみにとびこみました。)
人魚姫はナイフを捨てて、海に飛び込みました。
(だいすきなおうじさまをさすことなど、にんぎょひめにはできなかったのです。)
大好きな王子様を刺すことなど、人魚姫にはできなかったのです。
(にんぎょひめのからだはうみにとけて、あわになりました。)
人魚姫の体は海に溶けて、泡になりました。
(すると、そらからすきとおったむすめたちがにんぎょひめをむかえにやってきました。)
すると、空から透き通った娘たちが人魚姫を迎えにやってきました。
(それはくうきのむすめたちでした。)
それは空気の娘たちでした。
(にんぎょひめはくうきのむすめたちといっしょにそらたかくのぼっていきました。)
人魚姫は空気の娘たちと一緒に空高く上っていきました。