フロプシーのこどもたち 3/3

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問題文
(きこえてくるのは、ゆかのうえにいすをひきずるおととほくそえむこえ ー)
聞こえてくるのは、床の上に椅子をひきずる音とほくそえむ声 ー
(「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むうも、こうさぎ!」と)
「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むうも、こうさぎ!」と
(まぐれがーおじさん。)
マグレガーおじさん。
(「はあ?なにさそれ?またはたけでもあらされたのかい?」と、)
「はあ?なにさそれ?また畑でも荒らされたのかい?」と、
(まぐれがーおばさんがたずねました。)
マグレガーおばさんがたずねました。
(「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むうも、ぷりぷりこうさぎよ!」と、)
「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むうも、ぷりぷりこうさぎよ!」と、
(まぐれがーおじさんは、ゆびおりしながらくりかえします。)
マグレガーおじさんは、指折りしながら繰り返します。
(「ひい、ふう、みい ー」)
「ひい、ふう、みい ー」
(「ばかはおよしよ。なんのつもりだい、いかれじいさんや。」)
「ばかはおよしよ。なんのつもりだい、逝かれじいさんや。」
(「ふくろんなかよ!ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう!」と、)
「ふくろん中よ!ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう!」と、
(こたえるまぐれがーおじさん。)
こたえるマグレガーおじさん。
((そのとき、ばにばにきょうだいのすえっこが、まどのでっぱりにあがりました。))
(そのとき、ばにばに兄弟のすえっこが、窓のでっぱりに上がりました。)
(まぐれがーおばさんはふくろをつかんでさわってみたのですが、)
マグレガーおばさんは袋をつかんで触ってみたのですが、
(どうもたしかにろっぴきいるけれども、よぼよぼのうさぎじゃないのか、)
どうもたしかに6ぴきいるけれども、よぼよぼのうさぎじゃないのか、
(かちこちでみんなかたちがふぞろいだよといいます。)
かちこちでみんな形がふぞろいだよといいます。
(「たべるにゃむかないね。)
「食べるにゃ向かないね。
(でもけがわはあたしのおふるのこーとのうらじにするにゃあもってこいかも。」)
でも毛皮はあたしのお古のコートの裏地にするにゃあもってこいかも。」
(「こーとのうらじだと?」とまぐれがーおじさんはこえをはりあげます。)
「コートの裏地だと?」とマグレガーおじさんは声をはりあげます。
(「こいつはうっぱらって、わしのたばこだいにするんよ。」)
「こいつは売っぱらって、わしのたばこ代にするんよ。」
(「うさぎたばこ!けがわをはいでくびをもぐんだよ。」)
「うさぎたばこ!毛皮を剥いで首をもぐんだよ。」
(まぐれがーおばさんがふくろのひもをほどいててをなかにいれます。)
マグレガーおばさんが袋のひもをほどいて手を中に入れます。
(じぶんのさわっているのがやさいとわかると、)
じぶんの触っているのが野菜とわかると、
(ぷんすかとおこりだしました。)
ぷんすかと怒りだしました。
(まぐれがーおじさんに「わざとやったのか」とまでいうのです。)
マグレガーおじさんに「わざとやったのか」とまで言うのです。
(すると、まぐれがーおじさんもぷんすか。)
すると、マグレガーおじさんもぷんすか。
(くさったぺぽかぼちゃがひとつ、ちゅうをとんで、だいどころのまどのところをぬけ、)
くさったペポカボチャがひとつ、宙を飛んで、台所の窓のところをぬけ、
(ばにばにきょうだいのすえっこにぶちあたりました。)
ばにばに兄弟の末っ子にぶち当たりました。
(いたいのなんの。)
痛いのなんの。
(そこでべんじゃみんとふろぷしーは、)
そこでベンジャミンとフロプシーは、
(もううちにかえったほうがいいとおもいました。)
もううちに帰ったほうがいいと思いました。
(こうしてまぐれがーおじさんは、たばこがてにはいらず、)
こうしてマグレガーおじさんは、たばこが手に入らず、
(まぐれがーおばさんも、うさぎのけがわをてにいれそこないました。)
マグレガーおばさんも、うさぎの毛皮を手に入れそこないました。
(けれどもつぎのくりすます、)
けれどもつぎのクリスマス、
(おねずみとましーなはうさぎのけいとをもらいました。)
おねずみトマシーナはうさぎの毛糸をもらいました。
(しかもじぶんのこーとやずきん、おしゃれなまふやあたたかいてぶくろを)
しかもじぶんのコートやずきん、おしゃれなマフや暖かい手袋を
(みんなつくれるくらいたくさん。)
みんな作れるくらいたくさん。
((おしまい))
(おしまい)