銀河鉄道の夜 34
九、ジョバンニの切符 6/36
(沈没船の乗客2/6)
(沈没船の乗客2/6)
「ぼく、大ねえさんのとこへ行くんだよう。」
腰かけたばかりの男の子は顔をへんにして、燈台看守の向こうの席にすわったばかりの青年にいいました。
腰かけたばかりの男の子は顔をへんにして、燈台看守の向こうの席にすわったばかりの青年にいいました。
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | おーすぁま | 8139 | 神 | 8.4 | 96.9% | 114.5 | 962 | 30 | 25 | 2026/09/12 |
| 2 | んた | 4878 | B | 5.1 | 94.7% | 189.6 | 979 | 54 | 25 | 2026/10/22 |
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問題文
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(「ぼく、おおねえさんのとこへいくんだよう。」)
「ぼく、大ねえさんのとこへ行くんだよう。」
(こしかけたばかりのおとこのこはかおをへんにして)
腰かけたばかりの男の子は顔をへんにして
(とうだいかんしゅのむこうのせきにすわったばかりのせいねんにいいました。)
燈台看守の向こうの席にすわったばかりの青年にいいました。
(せいねんはなんともいえずかなしそうなかおをして、)
青年はなんともいえず悲しそうな顔をして、
(じっとそのこの、ちぢれてぬれたあたまをみました。)
じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。
(おんなのこは、いきなりりょうてをかおにあてて)
女の子は、いきなり両手を顔にあてて
(しくしくないてしまいました。)
しくしく泣いてしまいました。
(「おとうさんやきくよねえさんは)
「お父さんやきくよ姉さんは
(まだいろいろおしごとがあるのです。)
まだいろいろお仕事があるのです。
(けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。)
けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。
(それよりも、)
それよりも、
(おっかさんはどんなにながくまっていらっしゃったでしょう。)
おっかさんはどんなに長く待っていらっしゃったでしょう。
(わたしのだいじなただしはいまどんなうたをうたっているだろう、)
わたしのだいじなタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、
(ゆきのふるあさにみんなとてをつないで)
雪の降る朝にみんなと手をつないで
(ぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかとかんがえたり、)
ぐるぐるニワトコの藪をまわってあそんでいるだろうかと考えたり、
(ほんとうにまってしんぱいしていらっしゃるんですから、)
ほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、
(はやくいっておっかさんにおめにかかりましょうね。」)
早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」
(「うん、だけどぼく、ふねにのらなきゃよかったなあ。」)
「うん、だけどぼく、船に乗らなきゃよかったなあ。」
(「ええ、けれど、ごらんなさい。)
「ええ、けれど、ごらんなさい。
(そら、どうです、あのりっぱなかわ、)
そら、どうです、あのりっぱな川、
など
(ね、あすこはあのなつじゅう、)
ね、あすこはあの夏中、
(ついんくる、りとる、すたーをうたってやすむとき、)
ツインクル、リトル、スターを歌って休むとき、
(いつもまどからぼんやりしろくみえていたでしょう。)
いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。
(あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなにひかっています。」)
あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」
(ないていたあねもはんけちでめをふいてそとをみました。)
泣いていた姉もハンケチで目をふいて外を見ました。