諸葛亮孔明 前・出師の表 ①
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | 名も無きタイパー | 5638 | A | 6.1 | 92.6% | 268.0 | 1641 | 130 | 28 | 2024/11/16 |
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問題文
(しんりょうもうす。)
臣亮言す。
(せんていそうぎょういまだなかばならずしてちゅうどうにほうそせり。)
先帝創業未だ半ばならずして中道に崩殂せり。
(いまてんかさんぶんしえきしゅうはひへいす。これまことにききゅうそんぼうのときなり。)
今天下三分し益州は疲弊す。此れ誠に危急存亡の秋なり。
(しかれどもじえいのしんうちにおこたらず、ちゅうしのしみをそとにわするるは、)
然れども待衛の臣内に懈らず、忠志の士身を外に忘るるは、
(けだしせんていのしゅぐうをおい、これをへいかにむくいんとほっすればなり。)
蓋し先帝の殊遇を追い、これを陛下に報いんと欲すればなり。
(まことによろしくせいちょうをかいちょうしもってせんていのいとくをかがやかし、)
誠に宜しく聖聴を開張し以て先帝の遺徳を光かし、
(ししのきをかいこうすべし。よろしくみだりにみずからひはくし、)
志士の気を恢弘すべし。宜しく妄りに自ら菲薄し、
(たとえをひきぎをうしない、もってちゅうかんのみちをふさぐべからず。)
喩えを引き義を失い、もって忠諌の路を塞ぐべからず。
(きゅうちゅうふちゅうともにいったいとなり、ぞうひをちょくばつするによろしくいどうあるべからず。)
宮中府中倶に一体と為り、臧否を陟罰するに宜しく異同あるべからず。
(もしかんをなしかをおかし、およびちゅうぜんをなすものあらば、)
若しかんを作し科を犯し、及び忠善を為す者有らば、
(よろしくゆうしにふして、そのけいしょうをろんじもってへいかへいめいのちをあきらかにすべし。)
宜しく有司に付して、其の刑賞を論じ以て陛下平明の治を昭らかにすべし。
(よろしくへんししてないがいをしてほうをいにせしむべからず。)
宜しく偏私して内外をして法を異にせしむべからず。
(じちゅう・じろうかくゆうし・ひい・とういんとうは、これみなりょうじつにしてしりょちゅうじゅんなり。)
侍中・侍郎郭攸之・費褘・董允等は、此れ皆良実にして志慮忠純なり。
(ここをもってせんていかんばつしてもってへいかにのこせり。)
是を以て先帝簡抜して以て陛下に遺せり。
(おもえらくきゅうちゅうのことは、じだいしょうとなくことごとくもってこれにはかり、)
愚以為えらく宮中の事は、事大小と無く悉く以てこれに諮り、
(しかるのちにせこうせば、かならずやよくけつろうをひほしこうえきするところあらんと。)
自然る後に施行せば、必ずや能く闕漏を裨補し広益する所有らんと。
(しょうぐんしょうちょうはせいこうしゅくきんぐんじにぎょうちょうす。)
将軍向寵はせい行淑均軍事に曉暢す。
(せきじつにしようされせんていこれをしょうしてよしといえり。)
昔日に試用せられ先帝これを称して能と曰えり。
(これをもってしゅうぎちょうをあげてとくとなす。)
是れを以て衆議寵を挙げて督と為す。
(おもえらくえいちゅうのことは、じだいしょうとなくことごとくもってこれにはからば、)
愚以為えらく営中の事は、事大小と無く悉く以てこれに諮らば、
(かならずやよくこうじんをしてわぼくし、ゆうれつをしてしょをえしめんと。)
必ずや能く行陣をして和穆し、優劣をして所を得しめんと。
(けんしんにしたしみしょうじんをとおざくる、これせんかんのこうりゅうせしゆえんなり。)
賢臣に親しみ小人を遠ざくる、此れ先漢の興隆せし所以なり。
(しょうじんにしたしみけんじんをとおざくる、これごかんのけいたいせしゆえんなり。)
小人に親しみ賢人を遠ざくる、これ後漢の傾頽せし所以なり。
(せんていいまししときつねにしんとこのことをろんじ、)
先帝在しし時毎に臣と此の事を論じ、
(いまだかつてかん・れいにたんそくつうこんせずんばあらざりしなり。)
未だ嘗て桓・霊に嘆息痛恨せずんばあらざりしなり。
(じちゅう・しょうしょ、ちょうし・さんぐんは、これことごとくていりょうしせつのしんなり。)
侍中・尚書、長史・参軍は、此れ悉く貞亮死節の臣なり。
(ねがわくはへいかこれにしたしみこれをしんぜよば、)
願わくは陛下これに親しみこれを信ぜよば、
(すなわちかんしつのさかんなること、ひをはかりてまつべきなり。)
則ち漢室の隆んなること、日を計りて待つ可きなり。