銀河鉄道の夜 1
一、午後の授業 (1/3)
宮沢賢治 作
宮沢賢治 作
「ではみなさんは、そういうふうに川だといわれたり、
乳の流れたあとだといわれたりしていたこのぼんやりと白いものが
ほんとうは何かご承知ですか。」
乳の流れたあとだといわれたりしていたこのぼんやりと白いものが
ほんとうは何かご承知ですか。」
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 6934 | S++ | 7.0 | 98.0% | 201.6 | 1427 | 29 | 34 | 2026/02/24 |
| 2 | ko | 3395 | D | 4.0 | 86.0% | 360.5 | 1460 | 236 | 34 | 2026/02/08 |
関連タイピング
-
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数390 長文2921打 -
小説作ってみたのでやってみてね! 練習!長文タイピング!
プレイ回数1.8万 長文1069打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第四話
プレイ回数589 長文3026打 -
The tale of Peter Rabbit 2/3
プレイ回数627 英語長文1384打 -
The tale of PeterRabbit 1/3
プレイ回数1486 英語長文2326打 -
The tale of Peter Rabbit 3/3
プレイ回数530 英語長文1282打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1383 長文4598打 -
作:豊島与志雄
プレイ回数590 長文2769打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(いち、ごごのじゅぎょう)
一、午後の授業
(「ではみなさんは、そういうふうにかわだといわれたり、)
「ではみなさんは、そういうふうに川だといわれたり、
(ちちのながれたあとだといわれたりしていた、このぼんやりとしろいものが)
乳の流れたあとだといわれたりしていた、このぼんやりと白いものが
(ほんとうはなにかごしょうちですか。」)
ほんとうは何かご承知ですか。」
(せんせいは、こくばんにつるしたおおきなくろいせいざのずの、)
先生は、黒板につるした大きな黒い星座の図の、
(うえからしたへしろくけぶったぎんがたいのようなところをさしながら、)
上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、
(みんなにといをかけました。)
みんなに問をかけました。
(かむぱねるらがてをあげました。それからし、ごにんてをあげました。)
カムパネルラが手をあげました。それから四、五人手をあげました。
(じょばんにもてをあげようとして、いそいでそのままやめました。)
ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。
(たしかにあれがみんなほしだと、いつかざっしでよんだのでしたが、)
たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、
(このごろはじょばんにはまるでまいにちきょうしつでもねむく、)
このごろはジョバンニはまるで毎日教室でも眠く、
(ほんをよむひまも、よむほんもないので、)
本を読むひまも、読む本もないので、
(なんだかどんなことも、よくわからないというきもちがするのでした。)
なんだかどんなことも、よくわからないという気持ちがするのでした。
(ところがせんせいははやくもそれをみつけたのでした。)
ところが先生は早くもそれをみつけたのでした。
(「じょばんにさん。あなたはわかっているのでしょう。」)
「ジョバンニさん。あなたはわかっているのでしょう。」
(じょばんにはいきおいよくたちあがりましたが、)
ジョバンニは勢いよく立ちあがりましたが、
(たってみると、もうはっきりとそれをこたえることができないのでした。)
立って見ると、もうはっきりとそれを答えることができないのでした。
(ざねりがまえのせきからふりかえって、じょばんにをみてくすっとわらいました。)
ザネリが前の席からふりかえって、ジョバンニを見てくすっとわらいました。
(じょばんにはもうどぎまぎして、まっかになってしまいました。)
ジョバンニはもうどぎまぎして、まっ赤になってしまいました。
(せんせいがまたいいました。)
先生がまたいいました。
など
(「おおきなぼうえんきょうでぎんがをよっくしらべると、ぎんがはだいたいなんでしょう。」)
「大きな望遠鏡で銀河をよっく調べると、銀河はだいたいなんでしょう。」
(やっぱりほしだとじょばんにはおもいましたが、)
やっぱり星だとジョバンニは思いましたが、
(こんどもすぐにこたえることができませんでした。)
こんどもすぐに答えることができませんでした。
(せんせいはしばらくこまったようすでしたが、)
先生はしばらく困ったようすでしたが、
(めをかむぱねるらのほうへむけて、)
目をカムパネルラの方へ向けて、
(「ではかむぱねるらさん。」)
「ではカムパネルラさん。」
(となざしました。)
と名指しました。
(するとあんなにげんきにてをあげたかむぱねるらが、)
するとあんなに元気に手をあげたカムパネルラが、
(やはりもじもじたちあがったまま、やはりこたえができませんでした。)
やはりもじもじ立ち上がったまま、やはり答えができませんでした。
(「では。よし。」)
「では。よし。」
(といいながら、じぶんでせいずをさしました。)
といいながら、自分で星図をさしました。
(「このぼんやりとしろいぎんがをおおきないいぼうえんきょうでみますと、)
「このぼんやりと白い銀河を大きないい望遠鏡で見ますと、
(もうたくさんのちいさなほしにみえるのです。)
もうたくさんの小さな星に見えるのです。
(じょばんにさんそうでしょう。」)
ジョバンニさんそうでしょう。」