第14章 八甲田の吹雪
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問題文
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(なつがおわり、きせつはふゆへむかった。)
夏が終わり、季節は冬へ向かった。
(だいごのかぎのみちびきははっこうださんをしめしていた。)
第五の鍵の導きは八甲田山を示していた。
(ちょうじょうふきんにはゆきがつもっている。)
頂上付近には雪が積もっている。
(そらはくもっていた。)
空は曇っていた。
(つめたいかぜがふきぬける。)
冷たい風が吹き抜ける。
(かいとたちはあつぎをしてとざんをつづけていた。)
海斗たちは厚着をして登山を続けていた。
(「さむい!」)
「寒い!」
(れんがさけぶ。)
蓮が叫ぶ。
(「まだじょばんだよ」)
「まだ序盤だよ」
(みさきがわらう。)
美咲が笑う。
(だがひょうこうがあがるにつれてじょうきょうはきびしくなった。)
だが標高が上がるにつれて状況は厳しくなった。
(ゆきがふりはじめる。)
雪が降り始める。
(やがてふぶきへかわった。)
やがて吹雪へ変わった。
(しかいはすうめーとるしかない。)
視界は数メートルしかない。
(まるでしろいかべだった。)
まるで白い壁だった。
(ほうこうかんかくをうしないそうになる。)
方向感覚を失いそうになる。
(そのとき。)
その時。
(かいとのもつかぎがかがやいた。)
海斗の持つ鍵が輝いた。
(ひかりがいっぽんのみちをしめす。)
光が一本の道を示す。
(さんにんはそのみちをすすんだ。)
三人はその道を進んだ。
など
(ふぶきのなか。)
吹雪の中。
(ぼんやりとたてものがみえる。)
ぼんやりと建物が見える。
(ふるいやまごやだった。)
古い山小屋だった。
(なかへはいる。)
中へ入る。
(だれもいない。)
誰もいない。
(しかしだんろだけがもえていた。)
しかし暖炉だけが燃えていた。
(かべにはもじがきざまれている。)
壁には文字が刻まれている。
(「ふぶきをおそれるな」)
『吹雪を恐れるな』
(「まえへすすむものだけがしんじつへたどりつく」)
『前へ進む者だけが真実へ辿り着く』
(そしてだんろのなかからだいろくのかぎがあらわれた。)
そして暖炉の中から第六の鍵が現れた。
(だがどうじに、やまぜんたいがおおきくゆれはじめた。)
だが同時に、山全体が大きく揺れ始めた。
(とおくでかみなりのようなおとがひびく。)
遠くで雷のような音が響く。
(なにかがめざめたのだ。)
何かが目覚めたのだ。