『大丈夫』だったはずなのに。

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問題文
(きょうしつのすみっこから、わたしはいなくなった。)
教室の隅っこから、私はいなくなった。
(よみたくないのにやすみじかんにほんをよんで、)
読みたくないのに休み時間に本を読んで、
(ねむたくもないのにかおをふせて、)
眠たくもないのに顔を伏せて、
(こたえたくないのになまえをよばれて、)
答えたくないのに名前を呼ばれて、
(いっしょにいたくないのに、なかまにいれられる。)
一緒にいたくないのに、仲間(嘘)に入れられる。
(にげるゆうきすらわたしにはなかった。)
逃げる勇気すら私にはなかった。
(とうめいになりたい。)
透明になりたい。
(ただそうねがって、にどとないきょうをごみばこにすてる。)
ただそう願って、二度とない今日をゴミ箱に捨てる。
(わたしよりふこうなひとはたくさんいる。)
私より不幸な人はたくさんいる。
(むしろこんなたいけんができたことをほこるべきなの。)
むしろこんな体験ができたことを誇るべきなの。
(わたしはしにたいなんていわない。)
私は死にたいなんて言わない。
(あいつらをころしたいなんてねがわない。)
あいつらを殺したいなんて願わない。
(だいじょうぶ。)
「大丈夫。」
(だいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ。)
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫。
(のろいみたい。)
呪いみたい。
(くすりのきかないずつうは)
薬の効かない頭痛は
(よるがふかくなるにつれてつよくなる。)
夜が深くなるに連れて強くなる。
(こころのびょうきだってだれかにいわれた。)
心の病気だって誰かに言われた。
(からだはきれいでも、きずはみえなくっても、)
体は綺麗でも、傷は見えなくっても、
(かこといっしょにいたみはきえない。)
過去と一緒に痛みは消えない。
(ことばはなんのやくにもたたない。)
言葉は何の役にも立たない。
(しあわせってことばがしあわせになることなんて、)
幸せって言葉が幸せになることなんて、
(いつだってありえないのだから。)
いつだってありえないのだから。
(きょうしつ、まどぎわ、いちばんうしろのせき。)
教室、窓際、一番後ろの席。
(みずいろのかびん。)
水色の花瓶。
(しろいはな。)
白い花。
(みずは、はいってないみたい。)
水は、入ってないみたい。