星の王子さま 献辞 (1/32)

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レオン・ウェルトに
サン=テグジュペリ作 内藤濯訳 

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問題文

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(れおん・うぇるとに)

レオン・ウェルトに

(わたしは、このほんを、あるおとなのひとにささげたが、)

わたしは、この本を、あるおとなの人にささげたが、

(こどもたちには、すまないとおもう。でも、それには、)

子どもたちには、すまないと思う。でも、それには、

(ちゃんとしたいいわけがある。)

ちゃんとした言いわけがある。

(そのおとなのひとは、わたしにとって、だいいちのしんゆうだからである。)

そのおとなの人は、わたしにとって、第一の親友だからである。

(もうひとつ、いいわけがある。そのおとなのひとは、こどものほんでも、なんでも、)

もう一つ、言いわけがある。そのおとなの人は、子どもの本でも、なんでも、

(わかるひとだからである。そのおとなのひとは、いまふらんすにすんでいて、)

わかる人だからである。そのおとなの人は、いまフランスに住んでいて、

(ひもじいおもいや、さむいおもいをしているひとだからである。)

ひもじい思いや、寒い思いをしている人だからである。

(どうしてもなぐさめなければならないひとだからである。)

どうしてもなぐさめなければならない人だからである。

(こんないいわけをしても、まだ、たりないなら、そのおとなのひとは、むかし、)

こんな言いわけをしても、まだ、たりないなら、そのおとなの人は、むかし、

(いちどはこどもだったのだから、わたしは、そのこどもに、)

いちどは子どもだったのだから、わたしは、その子どもに、

(このほんをささげたいとおもう。おとなは、だれも、はじめはこどもだった。)

この本をささげたいと思う。おとなは、だれも、はじめは子どもだった。

((しかし、そのことをわすれずにいるおとなは、いくらもいない。))

(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)

(そこで、わたしは、わたしのけんじを、こうかきあらためる。)

そこで、わたしは、わたしの献辞を、こう書きあらためる。

(こどもだったころのれおん・うぇるとに)

子どもだったころの レオン・ウェルトに

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