銀河鉄道の夜 15

宮沢賢治 作
ジョバンニは、白鳥と書いてある停車場のしるしの、すぐ北を指しました。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | いんちき | 6516 | S+ | 6.7 | 97.2% | 177.4 | 1190 | 34 | 26 | 2025/02/06 |
関連タイピング
-
恋愛の小説です
プレイ回数657長文1015打 -
YOASOBI
プレイ回数1524歌詞1582打 -
原初の自覚赤子の哲学的覚醒
プレイ回数1460長文2077打 -
速ければ速いほど強い世界
ひたすらあいうえおプレイ回数3839短文かな87打 -
夏目漱石「こころ」3-58
プレイ回数535長文かな1994打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数920長文4654打 -
夏目漱石「こころ」3-53
プレイ回数594長文1566打 -
少年探偵団シリーズ第2作品『少年探偵団』
プレイ回数689長文4347打
問題文
(「ああ、ぼくぎんがすてーしょんをとおったろうか。)
「ああ、ぼく銀河ステーションを通ったろうか。
(いまぼくたちのいるとこ、ここだろう。」)
いまぼくたちのいるとこ、ここだろう。」
(じょばんには、はくちょうとかいてあるていしゃばのしるしの、すぐきたをさしました。)
ジョバンニは、白鳥と書いてある停車場のしるしの、すぐ北を指しました。
(「そうだ、おや、あのかわらはつきよだろうか。」)
「そうだ、おや、あの河原は月夜だろうか。」
(そっちをみますと、あおじろくひかるぎんがのきしに、)
そっちを見ますと、青白く光る銀河の岸に、
(ぎんいろのそらのすすきが、もうまるでいちめん、)
銀いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、
(かぜにさらさらさらさら、ゆられてうごいていて、なみをたてているのでした。)
風にさらさらさらさら、ゆられてうごいていて、波を立てているのでした。
(「つきよではないよ。ぎんがだからひかるんだよ。」)
「月夜ではないよ。銀河だから光るんだよ。」
(じょばんには、いいながら、)
ジョバンニは、いいながら、
(まるではねあがりたいくらいゆかいになって、)
まるではね上がりたいくらい愉快になって、
(あしをこつこつならし、まどからかおをだして、)
足をこつこつ鳴らし、窓から顔を出して、
(たかくたかくほしめぐりのくちぶえをふきながらいっしょうけんめいのびあがって、)
高く高く星めぐりの口笛を吹きながら一生けんめいのびあがって、
(そのあまのがわのみずを、みきわめようとしましたが、)
その天の川の水を、見きわめようとしましたが、
(はじめはどうしてもそれが、はっきりしませんでした。)
はじめはどうしてもそれが、はっきりしませんでした。
(けれどもだんだんきをつけてみると、)
けれどもだんだん気をつけて見ると、
(そのきれいなみずは、がらすよりもすいそよりもすきとおって、)
そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、
(ときどきめのかげんか、ちらちらむらさきいろのこまかななみをたてたり、)
ときどき目の加減か、ちらちら紫いろのこまかな波をたてたり、
(にじのようにぎらっとひかったりしながら、こえもなくどんどんながれていき、)
虹のようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、
(のはらにはあっちにもこっちにも、)
野原にはあっちにもこっちにも、
(りんこうのさんかくひょうが、うつくしくたっていたのです。)
燐光の三角標が、うつくしく立っていたのです。
(とおいものはちいさく、ちかいものはおおきく、)
遠いものは小さく、近いものは大きく、
(とおいものはだいだいやきいろではっきりし、)
遠いものは橙や黄いろではっきりし、
(ちかいものはあおじろくすこしかすんで、)
近いものは青白く少しかすんで、
(あるいはさんかくけい、あるいはしへんけい、あるいはいなずまやくさりのかたち、)
あるいは三角形、あるいは四辺形、あるいは電(いなずま)や鎖の形、
(さまざまにならんで、のはらいっぱいにひかっているのでした。)
さまざまにならんで、野原いっぱいに光っているのでした。
(じょばんには、まるでどきどきして、あたまをやけにふりました。)
ジョバンニは、まるでどきどきして、頭をやけに振りました。