銀河鉄道の夜 38
九、ジョバンニの切符 10/36
(沈没船の乗客 6/6)
(沈没船の乗客 6/6)
(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。
その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、だれかが一生けんめいはたらいている。・・・)
その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、だれかが一生けんめいはたらいている。・・・)
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | おーすぁま | 9132 | 神 | 9.3 | 97.9% | 103.7 | 967 | 20 | 25 | 2026/09/12 |
| 2 | んた | 4665 | C++ | 5.0 | 93.4% | 197.4 | 991 | 70 | 25 | 2026/10/23 |
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問題文
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(そこからちいさいいのりのこえがきこえ)
そこから小さいいのりの声がきこえ
(じょばんにもかむぱねるらもいままでわすれていた)
ジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていた
(いろいろのことをぼんやりおもいだしてめがあつくなりました。)
いろいろのことをぼんやり思い出して目が熱くなりました。
((ああ、そのおおきなうみはぱしふぃっくというのではなかったろうか。)
(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。
(そのひょうざんのながれるきたのはてのうみで、)
その氷山の流れる北のはての海で、
(ちいさなふねにのって、)
小さな船に乗って、
(かぜやこおりつくしおみずやはげしいさむさとたたかって、)
風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、
(だれかがいっしょうけんめいはたらいている。)
だれかが一生けんめいはたらいている。
(ぼくはそのひとにほんとうにきのどくで)
ぼくはそのひとにほんとうに気の毒で
(そしてすまないようなきがする。)
そしてすまないような気がする。
(ぼくはそのひとのさいわいのために)
ぼくはそのひとのさいわいのために
(いったいどうしたらいいのだろう。))
いったいどうしたらいいのだろう。)
(じょばんにはくびをたれて、すっかりふさぎこんでしまいました。)
ジョバンニは首をたれて、すっかりふさぎこんでしまいました。
(「なにがしあわせかわからないです。)
「なにがしあわせかわからないです。
(ほんとうにどんなつらいことでも)
ほんとうにどんなつらいことでも
(それがただしいみちをすすむなかでのできごとなら、)
それがただしいみちを進む中でのできごとなら、
(とうげののぼりもくだりもみんなほんとうのこうふくにちかづくためのひとあしずつですから。」)
峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づくための一足ずつですから。」
(とうだいもりがなぐさめていいました。)
燈台守がなぐさめていいました。
(「ああそうです。ただいちばんのさいわいにいたるために)
「ああそうです。ただいちばんのさいわいにいたるために
(いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」)
いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」
など
(せいねんがいのるようにそうこたえました。)
青年が祈るようにそう答えました。
(そしてあのきょうだいはもうつかれて)
そしてあの姉弟はもうつかれて
(めいめいぐったりせきによりかかってねむっていました。)
めいめいぐったり席によりかかってねむっていました。
(さっきのあのはだしだったあしには)
さっきのあのはだしだった足には
(いつかしろいやわらかなくつをはいていたのです。)
いつか白い柔らかな靴をはいていたのです。