百人一首 26~50

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(をぐらやまみねのもみぢばこころあらばいまひとたびのみゆきまたなむ)

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば  今ひとたびの みゆき待たなむ

(みかのはらわきてながるるいづみがはいつみきとてかこひしかるらむ)

みかの原 わきて流るる 泉川  いつ見きとてか 恋しかるらむ

(やまざとはふゆぞさびしさまさりけるひとめもくさもかれぬとおもへば)

山里は 冬ぞさびしさ まさりける  人目も草も かれぬと思へば

(こころあてにをらばやをらむはつしものおきまどはせるしらぎくのはな)

心あてに 折らばや折らむ 初霜の  置きまどはせる 白菊の花

(ありあけのつれなくみえしわかれよりあかつきばかりうきものはなし)

有明の つれなく見えし 別れより  暁ばかり 憂きものはなし

(あさぼらけありあけのつきとみるまでによしののさとにふれるしらゆき)

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに  吉野の里に 降れる白雪

(やまがはにかぜのかけたるしがらみはながれもあへぬもみぢなりけり)

山川に 風のかけたる しがらみは  流れもあへぬ 紅葉なりけり

(ひさかたのひかりのどけきはるのひにしづごころなくはなのちるらむ)

ひさかたの 光のどけき 春の日に  静心なく 花の散るらむ

(たれをかもしるひとにせむたかさごのまつもむかしのともならなくに)

誰をかも 知る人にせむ 高砂の  松も昔の 友ならなくに

(ひとはいさこころもしらずふるさとははなぞむかしのかににほひける)

人はいさ 心も知らず ふるさとは  花ぞ昔の 香ににほひける

(なつのよはまだよひながらあけぬるをくものいづこにつきやどるらむ)

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを  雲のいづこに 月宿るらむ

(しらつゆにかぜのふきしくあきののはつらぬきとめぬたまぞちりける)

白露に 風の吹きしく 秋の野は  つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

(わすらるるみをばおもはずちかひてしひとのいのちのをしくもあるかな)

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし  人の命の 惜しくもあるかな

(あさぢふのをののしのはらしのぶれどあまりてなどかひとのこひしき)

浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど  あまりてなどか 人の恋しき

(しのぶれどいろにいでにけりわがこひはものやおもふとひとのとふまで)

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は  物や思ふと 人の問ふまで

(こひすてふわがなはまだきたちにけりひとしれずこそおもひそめしか)

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり  人知れずこそ 思ひそめしか

(ちぎりきなかたみにそでをしぼりつつすえのまつやまなみこさじとは)

契りきな かたみに袖を しぼりつつ  末の松山 波越さじとは

(あひみてののちのこころにくらぶればむかしはものをおもはざりけり)

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば  昔は物を 思はざりけり

(あふことのたえてしなくはなかなかにひとをもみをもうらみざらまし)

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに  人をも身をも 恨みざらまし

(あはれともいふべきひとはおもほえでみのいたづらになりぬべきかな)

あはれとも いふべき人は 思ほえで  身のいたづらに なりぬべきかな

など

(ゆらのとをわたるふなびとかぢをたえゆくへもしらぬこひのみちかな)

由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え  ゆくへも知らぬ 恋の道かな

(やへむぐらしげれるやどのさびしきにひとこそみえねあきはきにけり)

八重葎 しげれる宿の さびしきに  人こそ見えね 秋は来にけり

(かぜをいたみいはうつなみのおのれのみくだけてものをおもふころかな)

風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ  くだけて物を 思ふころかな

(みかきもりえじのたくひのよるはもえひるはきえつつものをこそおもへ)

みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え  昼は消えつつ 物をこそ思へ

(きみがためをしからざりしいのちさへながくもがなとおもひけるかな)

君がため 惜しからざりし 命さへ  長くもがなと 思ひけるかな

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