タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話32
『夏休み編』
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の続きで、
タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-32
『宝石の伝説編』です。
タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-33
『神聖な湖編』はこちらです。
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問題文
(ともやとゆびたちは、なつやすみのおわりにおばあちゃんのいえでのたのしいじかんを)
智也と指たちは、夏休みの終わりにおばあちゃんの家での楽しい時間を
(こころにきざんで、もとのせいかつにもどった。)
心に刻んで、元の生活に戻った。
(がっこうがはじまり、まいにちのせいかつにおわれるなかでも、)
学校が始まり、毎日の生活に追われる中でも、
(おばあちゃんのいえですごしたひびがかれらのこころのささえとなっていた。)
おばあちゃんの家で過ごした日々が彼らの心の支えとなっていた。
(すうかげつご、あきがふかまるころ、ともやはふたたびおばあちゃんのいえをおとずれるけいかくをたてた。)
数ヶ月後、秋が深まる頃、智也は再びおばあちゃんの家を訪れる計画を立てた。
(こんかいのもくてきは、むらでかいさいされるしゅうかくさいにさんかすることだった。)
今回の目的は、村で開催される収穫祭に参加することだった。
(おばあちゃんのむらではまいとし、しゅうかくさいがせいだいにおこなわれ、むらじゅうがにぎやかになる。)
おばあちゃんの村では毎年、収穫祭が盛大に行われ、村中が賑やかになる。
(「みんな、またおばあちゃんのいえにいくよ!」)
「みんな、またおばあちゃんの家に行くよ!」
(とともやがゆびたちにつたえると、ゆびたちはおおよろこびした。)
と智也が指たちに伝えると、指たちは大喜びした。
(「しゅうかくさいか、たのしみだね!」)
「収穫祭か、楽しみだね!」
(とおやゆびがいい、ほかのゆびたちもどういした。)
と親指が言い、他の指たちも同意した。
(しゅうまつ、おばあちゃんのいえにとうちゃくすると、)
週末、おばあちゃんの家に到着すると、
(むらぜんたいがしゅうかくさいのじゅんびにいそがしそうだった。)
村全体が収穫祭の準備に忙しそうだった。
(いろどりゆたかなそうしょくややたいがならび、にぎやかなふんいきがひろがっていた。)
彩り豊かな装飾や屋台が並び、賑やかな雰囲気が広がっていた。
(おばあちゃんはすでにまつりのじゅんびでいそがしくしていたが、)
おばあちゃんは既に祭りの準備で忙しくしていたが、
(ともやたちをあたたかくむかえてくれた。)
智也たちを温かく迎えてくれた。
(「ともや、きてくれてうれしいよ。)
「智也、来てくれて嬉しいよ。
(まつりのてつだいをしてくれるとたすかるわ」とおばあちゃんがいうと、)
祭りの手伝いをしてくれると助かるわ」とおばあちゃんが言うと、
(ともやとゆびたちははりきっててつだいをはじめた。)
智也と指たちは張り切って手伝いを始めた。
(しゅうかくさいのひ、むらのひろばはじもとのひとびとでいっぱいだった。)
収穫祭の日、村の広場は地元の人々でいっぱいだった。
(ともやとゆびたちはやたいでたべものをうったり、)
智也と指たちは屋台で食べ物を売ったり、
(げーむのてつだいをしたりして、おおいそがしだった。)
ゲームの手伝いをしたりして、大忙しだった。
(「このりんごあめ、おいしそうだね!」となかゆびがいい、)
「このリンゴ飴、美味しそうだね!」と中指が言い、
(ともやも「おまつりならではのあじだね」とえがおでこたえた。)
智也も「お祭りならではの味だね」と笑顔で応えた。
(よるになると、しゅうかくさいのめいんいべんとであるはなびたいかいがはじまった。)
夜になると、収穫祭のメインイベントである花火大会が始まった。
(ひろばのちゅうおうにせっちされたおおきなはなびうちあげそうちがひをふき、)
広場の中央に設置された大きな花火打ち上げ装置が火を吹き、
(よぞらにうつくしいはなびがさきほこった。)
夜空に美しい花火が咲き誇った。
(「わぁ、すごい!」とこゆびがかんどうし、)
「わぁ、すごい!」と小指が感動し、
(ともやも「ほんとうにきれいだね」といった。)
智也も「本当に綺麗だね」と言った。
(はなびがおわり、ともやとゆびたちがおばあちゃんのいえにもどると、)
花火が終わり、智也と指たちがおばあちゃんの家に戻ると、
(あたたかいおちゃとおかしがよういされていた。)
暖かいお茶とお菓子が用意されていた。
(ともやがぺんだんとにしていたほうせきをながめながら、)
智也がペンダントにしていた宝石を眺めながら、
(「おばあちゃん、このほうせきはほんとうにとくべつなんだよ」)
「おばあちゃん、この宝石は本当に特別なんだよ」
(というと、おばあちゃんはほほえんでうなずいた。)
と言うと、おばあちゃんは微笑んで頷いた。
(「そうだね、ともや。そのほうせきはきみたちのぼうけんのしょうちょうだものね。)
「そうだね、智也。その宝石は君たちの冒険の象徴だものね。
(でも、しっているかい?)
でも、知っているかい?
(このむらには、そのほうせきにまつわるでんせつがあるんだよ」)
この村には、その宝石にまつわる伝説があるんだよ」
(とおばあちゃんがはなしはじめた。)
とおばあちゃんが話し始めた。
(「どんなでんせつ?」とともやがきょうみしんしんでたずねると、)
「どんな伝説?」と智也が興味津々で尋ねると、
(おばあちゃんはむかしばなしのようにかたりはじめた。)
おばあちゃんは昔話のように語り始めた。
(「むかし、このむらにはおおきなわざわいがふりかかったことがあったんだ。)
「昔、この村には大きな災いが降りかかったことがあったんだ。
(そのとき、このほうせきをもつゆうかんなしょうねんがむらをすくったといわれているの。)
その時、この宝石を持つ勇敢な少年が村を救ったと言われているの。
(かれはほうせきのちからをかりて、むらをまもったんだよ」)
彼は宝石の力を借りて、村を守ったんだよ」
(ともやはそのはなしをきいて、むねがあつくなった。)
智也はその話を聞いて、胸が熱くなった。
(「ぼくもそのしょうねんのように、このほうせきでだれかをたすけることができるのかな」)
「僕もその少年のように、この宝石で誰かを助けることができるのかな」
(とつぶやくと、おばあちゃんはやさしくほほえんでいった。)
とつぶやくと、おばあちゃんは優しく微笑んで言った。
(「もちろん、ともや。おまえにはそのちからがあるよ。)
「もちろん、智也。お前にはその力があるよ。
(そのよる、ともやはぺんだんとをにぎりしめながら)
その夜、智也はペンダントを握りしめながら
(つぎのぼうけんがどんなものになるのか、)
次の冒険がどんなものになるのか、
(わくわくしながらゆめのなかへとたびだったのだった。)
ワクワクしながら夢の中へと旅立ったのだった。