立法不作為が国家賠償法上違憲となる場合

投稿者

yoshitez いいね0 お気に入り登録

プレイ回数8 難易度(5.0) 594打長文

問題文

ふりがな非表示ふりがな表示

(りっぽうふさくいがこっかばいしょうほうじょう「いけん」となるかいなかは、)

立法不作為が国家賠償法上「違憲」となるか否かは、

(とうがいふさくいがこっかいぎいんのおうしょくむじょうのちゅういぎむに)

当該不作為が国会議員の負う職務上の注意義務に

(いはんしているかのもんだいであって、)

違反しているかの問題であって、

(とうがいりっぽうふさくいのいけんせいのもんだいとはくべつされるべきである。)

当該立法不作為の違憲性の問題とは区別されるべきである。

(そこで、（１）とうがいりっぽうふさくいがこくみんにけんぽうじょうほしょうされているけんりを)

そこで、（１）当該立法不作為が国民に憲法上保障されている権利を

(いほうにしんがいするものであることがめいはくであるばあいや、)

違法に侵害するものであることが明白である場合や、

(（２）こくみんにけんぽうじょうほしょうされているけんりこうしのきかいをかくほするために)

（２）国民に憲法上保障されている権利行使の機会を確保するために

(しょようのりっぽうそちをとることがひつようふかけつであり、)

所要の立法措置をとることが必要不可欠であり、

(それがめいはくであるにもかかわらず、)

それが明白であるにも関わらず、

(こっかいがちょうきにわたってこれをおこたるばあいには、)

国会が長期にわたってこれを怠る場合には、

(とうがいりっぽうふさくいはこっかばいしょうほうじょう「いほう」となるとかんがえる。)

当該立法不作為は国家賠償法上「違法」となると考える。