銀河鉄道の夜 3
一、午後の授業 (3/3)
宮沢賢治 作
宮沢賢治 作
みなさんは夜にこのまん中に立って、
このレンズの中を見まわすとしてごらんなさい。
こっちの方はレンズが薄いのでわずかの光る粒、
すなわち星しか見えないのでしょう。
このレンズの中を見まわすとしてごらんなさい。
こっちの方はレンズが薄いのでわずかの光る粒、
すなわち星しか見えないのでしょう。
関連タイピング
-
夏目漱石
プレイ回数17万 長文かな512打 -
夏目漱石「こころ」3-100
プレイ回数1196 長文1575打 -
夏目漱石「こころ」3-97
プレイ回数779 長文1663打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数107 長文2341打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数30 長文2421打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1519 長文4349打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数174 長文1949打 -
夏目漱石「こころ」3-61s
プレイ回数826 長文1387打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(せんせいはなかにたくさんひかるすなのつぶのはいった)
先生は中にたくさん光る砂のつぶの入った
(おおきなりょうめんのとつれんずをさしました。)
大きな両面の凸レンズを指しました。
(「あまのがわのかたちはちょうどこんななのです。)
「天の川の形はちょうどこんななのです。
(このいちいちのひかるつぶが、みんなわたくしどものたいようとおなじように)
このいちいちの光るつぶが、みんな私どもの太陽と同じように
(じぶんでひかっているほしだとかんがえます。)
じぶんで光っている星だと考えます。
(わたくしどものたいようがこのほぼなかごろにあって)
私どもの太陽がこのほぼ中ごろにあって
(ちきゅうがそのすぐちかくにあるとします。)
地球がそのすぐ近くにあるとします。
(みなさんはよるにこのまんなかにたって、)
みなさんは夜にこのまん中に立って、
(このれんずのなかをみまわすとしてごらんなさい。)
このレンズの中を見まわすとしてごらんなさい。
(こっちのほうはれんずがうすいのでわずかのひかるつぶ、)
こっちの方はレンズが薄いのでわずかの光る粒、
(すなわちほししかみえないのでしょう。)
すなわち星しか見えないのでしょう。
(こっちやこっちのほうはがらすがあついので、)
こっちやこっちの方はガラスが厚いので、
(ひかるつぶ、すなわちほしがたくさんみえ、)
光る粒、すなわち星がたくさん見え、
(そのとおいのはぼうっとしろくみえるという、)
その遠いのはぼうっと白く見えるという、
(これがつまりこんにちのぎんがのせつなのです。)
これがつまり今日の銀河の説なのです。
(そんならこのれんずのおおきさがどれくらいあるか、)
そんならこのレンズの大きさがどれくらいあるか、
(またそのなかのさまざまのほしについては、もうじかんですから、)
またその中のさまざまの星については、もう時間ですから、
(このつぎのりかのじかんにおはなしします。)
このつぎの理科の時間にお話しします。
(ではきょうはそのぎんがのおまつりなのですから、)
では今日はその銀河のお祭りなのですから、
(みなさんはそとへでてよくそらをごらんなさい。)
みなさんは外へでてよく空をごらんなさい。
など
(ではここまでです。ほんやのーとをおしまいなさい。」)
ではここまでです。本やノートをおしまいなさい。」
(そしてきょうしつじゅうはしばらくつくえのふたをあけたりしめたり)
そして教室中はしばらく机のふたをあけたりしめたり
(ほんをかさねたりするおとがいっぱいでしたが、)
本を重ねたりする音がいっぱいでしたが、
(まもなくみんなはきちんとたってれいをすると、きょうしつをでました。)
まもなくみんなはきちんと立って礼をすると、教室を出ました。