フロプシーのこどもたち 1/3

関連タイピング
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1043長文4702打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数964長文4388打 -
「思索する少年太郎の内的宇宙」
プレイ回数3826長文2468打 -
江戸川乱歩全集 第5巻より。青空文庫から引用。
プレイ回数878長文かな3533打 -
原初の自覚赤子の哲学的覚醒
プレイ回数2753長文2077打 -
小説作ってみたのでやってみてね! 練習!長文タイピング!
プレイ回数1.5万長文1069打 -
読書もタイピングも楽しみたい方へ
プレイ回数1448長文3521打 -
少年探偵団シリーズ第1作品『怪人二十面相』
プレイ回数1045長文2725打
問題文
(まぐれがーさんと、ぴーたーとべんじゃみんのちいさなおともだちみんなへ)
マグレガーさんと、ピーターとベンジャミンの小さなおともだちみんなへ
(なんでもれたすをたべすぎると”さいみんこうか”があるそうです。)
なんでもレタスを食べすぎると”催眠効果”があるそうです。
(わたしはれたすをたべてもねむくなんかなりませんが、)
わたしはレタスを食べても眠くなんかなりませんが、
(そうはいってもわたしは、あなうさぎではありません。)
そうはいってもわたしは、あなうさぎではありません。
(さいみんこうかがてきめんだったのは、なによりもばにばにきょうだいのことなのです!)
催眠効果がてきめんだったのは、なによりもばにばに兄弟のことなのです!
(おとなになったばにばにべんじゃみんは、いとこのふろぷしーとむすばれました。)
おとなになったばにばにベンジャミンは、いとこのフロプシーと結ばれました。
(だいかぞくをつくったこともあって、せいかつはかつかつでしたが、とてもにぎやかでした)
大家族を作ったこともあって、生活はかつかつでしたが、とても賑やかでした
(こどもたちのそれぞれのなまえは、わすれてしまいましたが、)
こどもたちのそれぞれの名前は、忘れてしまいましたが、
(まとめてふろぷしーさんとこのばにばにきょうだいとよばれています。)
まとめてフロプシーさんとこのばにばに兄弟と呼ばれています。
(いつもまんぞくにたべられたわけではありませんので、)
いつも満足に食べられたわけではありませんので、
(ーべんじゃみんは、はたけをもっているふろぷしーのおとうと、)
ーベンジャミンは、畑をもっているフロプシーの弟、
(あなうさぴーたーのところへいっては、)
あなうさピーターのところへいっては、
(よくきゃべつをいただいていたものです。)
よくキャベツをいただいていたものです。
(たまにあなうさぴーたーのところにも、)
たまにあなうさピーターのところにも、
(わけるきゃべつのないことがありました。)
分けるキャベツのないことがありました。
(そういうときには、ばにばにきょうだいがのはらをこえて、)
そういうときには、ばにばに兄弟が野原をこえて、
(まぐれがーおじさんのおにわのうらにある、おほりのなかのごみやまへとむかいます。)
マグレガーおじさんのお庭の裏にある、お堀の中のごみ山へとむかいます。
(まぐれがーおじさんのごみやまは、ごちゃまぜになっていて、)
マグレガーおじさんのごみ山は、ごちゃまぜになっていて、
(じゃむのびんがあったり、かみぶくろがあったり、)
ジャムのびんがあったり、紙袋があったり、
(はたまたしばかりきにかられたくさのかたまり、(これはいつもべとべとで)、)
はたまた芝刈り機に刈られた草のかたまり、(これはいつもべとべとで)、
(それからくさったぺぽかぼちゃがころころ、)
それから腐ったペポカボチャがころころ、
(はきふるしのぶーつがひとつふたつ。)
履き古しのブーツがひとつふたつ。
(ところがあるひ - なんということでしょう!)
ところがある日 − なんということでしょう!
(そだちすぎてはなまでさかせてしまったれたすが、まとまったかずみつかったのです。)
育ちすぎて花まで咲かせてしまったレタスが、まとまった数みつかったのです。
(ばにばにきょうだいはそれはもうれたすを、たらふくたべました。)
ばにばに兄弟はそれはもうレタスを、たらふく食べました。
(するとじゅんじゅんにいっぴきまたいっぴきと、ねむけにまけて、)
すると順々に1ぴきまた1ぴきと、眠気に負けて、
(かられたしばのうえに、そのままたおれていきます。)
刈られた芝の上に、そのまま倒れていきます。
(べんじゃみんはこどもたちほど、やすやすとまけはせずに、)
ベンジャミンは子どもたちほど、やすやすと負けはせずに、
(おちてしまうまえ、あたまにかみぶくろをかぶって、はえよけにするくらいには、)
落ちてしまうまえ、頭に紙袋を被って、はえよけにするくらいには、
(めをあけてもちこたえていました。)
目を開けてもちこたえていました。
(ばにばにきょうだいはあたたかいひざしのもと、すやすやとねむっています。)
ばにばに兄弟は暖かい陽射しのもと、すやすやと眠っています。
(おにわのむこうのしばちからはとおく、)
お庭のむこうの芝地からは遠く、
(しばかりきのかたかたというおとがきこえてきます。)
芝刈り機のカタカタという音が聞こえてきます。
(おほりのへりのあたりであおばえがぶんぶんいったり、)
お堀のへりのあたりで青ばえがぶんぶんいったり、
(いっぴきのちいさなおばさんねずみが、)
1ぴきの小さなおばさんねずみが、
(じゃむのびん、ふきんのごみを、あさったりしていました。)
ジャムのびん、ふきんのごみを、あさったりしていました。
((わたしにはなまえもわかりますよ、おねずみとましーな、)
(わたしには名前もわかりますよ、おねずみトマシーナ、
(おっぽのながいもりねずみです。))
尾っぽの長い森ねずみです。)
(そのねずみさんが、かみぶくろのうえをかさこそ、)
そのねずみさんが、紙袋の上をかさこそ、
(そこでばにばにべんじゃみんがめをさましました。)
そこでばにばにベンジャミンが目をさましました。
(ねずみさんはふかくおわびして、)
ねずみさんは深くおわびして、
(じぶんはあなうさぴーたーのしりあいだとつげます。)
じぶんはあなうさピーターの知り合いだとつげます。
(ねずみとべんじゃみんがへりのすぐしたあたりでしゃべっていると、)
ねずみとベンジャミンがへりのすぐ下あたりでしゃべっていると、
(あたまのうえからずっしりしたあしおとがきこえてきました。)
頭の上からずっしりした足音が聞こえてきました。