銀河鉄道の夜 36
(沈没船の乗客 4/6)
ところがちょうど十二日目、船が氷山にぶっつかって、一ぺんに傾きもう沈みかけました。
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ちゃった | 5525 | A | 5.5 | 99.4% | 186.4 | 1036 | 6 | 25 | 2025/09/22 |
| 2 | sada | 3413 | D | 3.5 | 97.4% | 291.8 | 1023 | 27 | 25 | 2025/10/25 |
関連タイピング
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1498長文4458打 -
プレイ回数977かな60秒
-
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数712長文947打 -
北海道の民話です
プレイ回数554長文180秒 -
岩手県の民話です
プレイ回数771長文180秒 -
フョードル・ドストエフスキー 米川正夫訳
プレイ回数483長文4460打 -
明智小五郎事件簿
プレイ回数2236長文4457打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第十話
プレイ回数583長文2998打
問題文
(わたしはだいがくへはいっていて、かていきょうしにやとわれていたのです。)
私は大学へ入っていて、家庭教師にやとわれていたのです。
(ところがちょうどじゅうににちめ、)
ところがちょうど十二日目、
(きょうかきのうのあたりです、)
今日か昨日のあたりです、
(ふねがひょうざんにぶっつかって)
船が氷山にぶっつかって
(いっぺんにかたむきもうしずみかけました。)
一ぺんに傾きもう沈みかけました。
(つきのあかりはどこかぼんやりありましたが、)
月のあかりはどこかぼんやりありましたが、
(きりがひじょうにふかかったのです。)
霧が非常に深かったのです。
(ところがぼーとはさげんのほう、はんぶんはもうだめになっていましたから、)
ところがボートは左舷の方、半分はもうだめになっていましたから、
(とてもみんなはのりきらないのです。)
とてもみんなは乗り切らないのです。
(もうそのうちにもふねはしずみますし、わたしはひっしとなって、)
もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、
(どうかちいさなひとたちをのせてくださいとさけびました。)
どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫びました。
(ちかくのひとたちはすぐみちをひらいて、)
近くの人たちはすぐ路を開いて、
(そしてこどもたちのためにいのってくれました。)
そして子どもたちのために祈ってくれました。
(けれどもそこからぼーとまでのところには)
けれどもそこからボートまでのところには
(まだまだちいさなこどもたちやおやたちやなんかいて、)
まだまだ小さな子どもたちや親たちやなんかいて、
(とてもおしのけるゆうきがなかったのです。)
とても押しのける勇気がなかったのです。
(それでもわたしはどうしてもこのかたたちをおたすけするのが)
それでも私はどうしてもこの方たちをお助けするのが
(わたしのぎむだとおもいましたから、)
私の義務だと思いましたから、
(まえにいるこどもらをおしのけようとしました。)
前にいる子どもらを押しのけようとしました。
(けれどもまたそんなにしてたすけてあげるよりは、)
けれどもまたそんなにして助けてあげるよりは、
(このままかみのおまえにみんなでいくほうが)
このまま神のお前にみんなで行く方が
(ほんとうにこのかたたちのこうふくだともおもいました。)
ほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。
(それからまたそのかみにそむくつみはわたしひとりでしょって、)
それからまたその神にそむく罪は私ひとりでしょって、
(ぜひともたすけてあげようとおもいました。)
ぜひとも助けてあげようと思いました。
(けれどもどうしてみているとそれができないのでした。)
けれどもどうして見ているとそれができないのでした。