銀河鉄道の夜 47

(渓谷と高原 2/3)
「新世界交響楽だわ。」
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | いんちき | 6554 | S+ | 6.7 | 97.6% | 136.7 | 918 | 22 | 25 | 2025/02/21 |
関連タイピング
-
小説作ってみたのでやってみてね! 練習!長文タイピング!
プレイ回数6859長文1069打 -
(上)先生と私
プレイ回数1428長文1846打 -
タイトル集
プレイ回数169684打 -
プレイ回数311長文2409打
-
(上)先生と私
プレイ回数1341長文1168打 -
(上)先生と私
プレイ回数1042長文かな2201打 -
夏目漱石「こころ」3-108
プレイ回数725長文1449打 -
(上)先生と私
プレイ回数1300長文1751打
問題文
(そのとききしゃはだんだんしずかになって)
そのとき汽車はだんだんしずかになって
(いくつかのしぐなるとてんてつきのあかりをすぎ)
いくつかのシグナルとてんてつ器の灯を過ぎ
(ちいさなていしゃばにとまりました。)
小さな停車場にとまりました。
(そのしょうめんのあおじろいとけいはかっきりだいにじをしめし、)
その正面の青じろい時計はかっきり第二時を示し、
(そのふりこは、かぜもなくなりきしゃもうごかず)
その振子は、風もなくなり汽車もうごかず
(しずかなしずかなのはらのなかに、かちっかちっと)
しずかなしずかな野原のなかに、カチッカチッと
(ただしくときをきざんでいくのでした。)
正しく時をきざんで行くのでした。
(そしてまったくそのふりこのおとのたえまを)
そしてまったくその振子の音のたえまを
(とおくのとおくののはらのはてから、)
遠くの遠くの野原のはてから、
(かすかなかすかなせんりつがいとのようにながれてくるのでした。)
かすかなかすかな旋律が糸のように流れてくるのでした。
(「しんせかいこうきょうがくだわ。」)
「新世界交響楽だわ。」
(むこうのざせきのあねがひとりごとのように)
むこうの座席の姉がひとりごとのように
(こっちをみながらそっといいました。)
こっちを見ながらそっといいました。
(まったくもうくるまのなかでは)
まったくもう車の中では
(あのくろふくのたけたかいせいねんもだれもみんな)
あの黒服の丈高い青年も誰もみんな
(やさしいゆめをみているのでした。)
やさしい夢をみているのでした。
((こんなしずかないいとこで)
(こんなしずかないいとこで
(ぼくはどうしてもっとゆかいになれないのだろう。)
ぼくはどうしてもっと愉快になれないのだろう。
(どうしてこんなにひとりさびしいのだろう。)
どうしてこんなにひとりさびしいのだろう。
(けれどもかむぱねるらなんか、あんまりひどい、)
けれどもカムパネルラなんか、あんまりひどい、
(ぼくといっしょにきしゃにのっていながら)
ぼくといっしょに汽車に乗っていながら
(まるであんなおんなのことばかりはなしているんだもの。)
まるであんな女の子とばかり話しているんだもの。
(ぼくはほんとうにつらい。))
ぼくはほんとうにつらい。)
(じょばんにはまたりょうてでかおをはんぶんかくすようにして)
ジョバンニはまた両手で顔を半分かくすようにして
(むこうのまどのそとをみつめていました。)
向こうの窓のそとを見つめていました。