オオカミ王ロボ 13
偕成社文庫
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | デコポン | 6006 | A++ | 6.3 | 95.3% | 177.3 | 1119 | 54 | 26 | 2025/12/27 |
| 2 | Par2 | 4490 | C+ | 4.5 | 98.5% | 243.6 | 1110 | 16 | 26 | 2025/12/18 |
関連タイピング
-
ハリーポッター呪文
プレイ回数1985かな142打 -
江戸川乱歩『人でなしの恋』
プレイ回数2097長文1523打 -
原初の自覚赤子の哲学的覚醒
プレイ回数3102長文2077打 -
プレイ回数544長文1086打
-
中島敦の中編小説です
プレイ回数265長文5923打 -
プレイ回数354長文2026打
-
プレイ回数1736長文2169打
-
江戸川乱歩『人でなしの恋』
プレイ回数1763長文かな1500打
問題文
(きょねんのじゅういちがつまつのあるよるのことだ。)
去年の十一月末のある夜のことだ。
(ぺりこうまれのひつじかいがふたり、よるばんをしていたとき、)
ペリコ生まれの羊飼いが二人、夜番をしていたとき、
(おおかみにおそわれたことがある。)
オオカミに襲われた事がある。
(ひつじはどっとやぎのまわりにおしよせたが、)
ヒツジはどっとヤギの周りに押し寄せたが、
(さすがにやぎはばかものでもおくびょうものでもないから、)
さすがにヤギは馬鹿者でも臆病者でもないから、
(そのばにとどまってゆうかんにおおかみにたちむかった。)
その場に留まって勇敢にオオカミに立ち向かった。
(ところが、このなぐりこみのたいしょうは、ふつうのおおかみではなかった。)
ところが、この殴り込みの大将は、ふつうのオオカミではなかった。
(ひとおおかみのまもの、ろぼじいは、)
人オオカミの魔物、ロボじいは、
(ひつじたちのこころのささえになっているのがやぎだということなど、)
ヒツジたちの心の支えになっているのがヤギだということなど、
(ひつじかいよりもよくしっていた。)
羊飼いよりもよく知っていた。
(だから、いきなり、かたまったひつじのせなかをとびこえて、)
だから、いきなり、かたまったヒツジの背中を飛び越えて、
(このしどうしゃにおどりかかった。)
この指導者に踊りかかった。
(そして、あっというまにぜんぶころしたから、もういけない。)
そして、あっという間に全部殺したから、もういけない。
(うんにみはなされたひつじたちは、しほうはっぽうになだれをうってくずれだした。)
運に見放されたヒツジたちは、四方八方に雪崩を打って崩れだした。
(それからなんしゅうかんというもの、わたしはまいにちのように、)
それから何週間というもの、私は毎日のように、
(しんぱいがおなひつじかいにつかまっては、きかれたものだ。)
心配顔な羊飼いにつかまっては、聞かれたものだ。
(「otoのひつじがまよっているのを、このごろみかけませんかね。」)
「OTOのヒツジが迷っているのを、このごろ見かけませんかね。」
(たいていは、みたとこたえるが、ときにはこんなこともある。)
大抵は、見たと答えるが、時にはこんなこともある。
(「ああ、だいやもんどいずみのそばで、しがいをいつつむっつねえ。」)
「ああ、ダイヤモンド泉のそばで、死骸を五つ六つねえ。」
(またときには、まるぱいだいちでちいさなむれがはしっているのをみた、)
またときには、マルパイ台地で小さな群れが走っているのを見た、
(などとこたえることもある。)
などと答えることもある。
(また、こんなふうにこたえることもあった。)
また、こんなふうに答えることもあった。
(「わたしはみなかったがね。)
「私は見なかったがね。
(じゅあんめいらがにじゅっとうばかり、)
ジュアン・メイラが二十頭ばかり、
(ころされたばかりのをみかけたといっていたよ。)
殺されたばかりのを見かけたと言っていたよ。
(ふつかまえ、せどらもんてのあたりでだ。」)
二日前、セドラモンテのあたりでだ。」