役員賞与に関する会計基準

(やくいんしょうよのかいけいしょり)

役員賞与の会計処理

(やくいんしょうよははっせいしたかいけいきかんのひようとしてしょりする)

役員賞与は発生した会計期間の費用として処理する

(やくいんしょうよのかいけいしょりのろんきょ)

役員賞与の会計処理の論拠

(やくいんほうしゅうはしょくむしっこうのたいかとしてしきゅうされるいじょう、)

役員報酬は職務執行の対価として支給される以上、

(ひようとしてしょりされる)

費用として処理される

(けいざいてきじったいはぎょうせきれんどうがたほうしゅうとどうようのせいかくである。)

経済的実体は業績連動型報酬と同様の性格である。

(やくいんしょうよは、りえきをあげたこうろうにむくいるためにしきゅうされるもの)

役員賞与は、利益を上げた功労に報いるために支給されるもの

(であって、りえきのうむにかかわらず、)

であって、利益の有無にかかわらず、

(しょくむしっこうのたいかとしてしきゅうされるやくいんほうしゅうとはことなるというけんかいが)

職務執行の対価として支給される役員報酬とは異なるという見解が

(あるが、かいしゃのりえきはしょくむしっこうのせいかであり、)

あるが、会社の利益は職務執行の成果であり、

(このこうろうにむくいるためにしきゅうされるやくいんしょうよもしょくむしっこうのたいか)

この功労に報いるために支給される役員賞与も職務執行の対価

(とかんがえられる)

と考えられる

(とうじぎょうねんどのしょくむにかかるやくいんしょうよを)

当事業年度の職務に係る役員賞与を

(きまつごにかいさいされるかぶぬしそうかいのけつぎじこうとするばあいには、)

期末後に開催される株主総会の決議事項とする場合には、

(げんそくとして、とうがいけつぎじこうとするがくまたはみこみがく、)

原則として、当該決議事項とする額または見込み額、

(をひきあてきんとしてけいじょうする。)

を引当金として計上する。

(こがいしゃがしきゅうするやくいんしょうよのように、かぶぬしそうかいけつぎはされていないが、)

子会社が支給する役員賞与のように、株主総会決議はされていないが、

(じっしつてきにかくていさいむとしてみとめられるばあいには、)

実質的に確定債務として認められる場合には、

(みばらいやくいんほうしゅうなどのてきとうなかもくをもってけいじょうすることがみとめられる。)

未払い役員報酬等の適当な科目をもって計上することが認められる。